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スカウトの逆襲、即戦力の呼び声高い森下(明大)

2019年06月16日

6/17、日刊ゲンダイ27面「スカウトの逆襲」より

森下 暢仁 (明治大・投手)
180cm・右投右打・動画

日本ではいま、大学選手権が行われている。明治大が初戦を迎えた去る12日、神宮球場のネット裏には日本のプロ球団に加えて、ダイヤモンドバックス、インディアンス、フィリーズ、ブルージェイズ、アスレチックス、ヤンキースと計6球団のスカウトが姿を見せた。

目当ては大学、社会人でナンバーワンと言われる明大の右腕・森下暢仁(動画)らしい。明大はこの日、コールド勝ちして森下は投げずじまい。スカウトの視察は“空振り”に終わったという。日本の情報提供者から聞いた話だ。

素質は大船渡の佐々木朗希が抜けているが、日本のプロ球団は明大の森下を「即戦力」として評価しているそうだ。「1年目から10勝できる」と言うプロ野球のスカウトも中にはいると聞いたけれども、メジャーの新人に「即戦力」はまずいない。いるのかもしれないが、どんなに実力があっても「即戦力」とは判断されない。

たとえ大学出のドラフト1巡目指名選手だろうと、スタートは6月下旬に始まるルーキーリーグになる。ルーキーリーグの2段階、1Aの3段階、2A、3Aと階段を上がっていくシステム。マイナーで2、3年、体力をつけ、経験を積んでからでなければ、メジャーに昇格させてもらえない。

後日、森下を見たというメジャースカウトのひとりに電話で印象を聞くと、こんな答えが返ってきた。

「球威はあるし、素材としては申し分ないが、ストレートの細かいコントロールがない。テークバックで上体がかなり後ろに反り返っているためだろう。それに年間通して長いイニングを投げる体力やスタミナも疑問だ。仮に1年目からいきなり使ったとしても途中でバテるだろうし、疲れてくればコントロールもますます悪化する。体力がないのに無理をさせればケガも心配だ」

日本では高校生ルーキーが早くも一軍で勝利投手になって話題を集めているが、プロ入りして半年程度の新人をいきなりフル回転させれば「即戦力」と言われる大学生だろうと反動が生じる。

例えばDeNAの浜口遥大は1年目に10勝しながら、2年目は左肩の違和感で出遅れて4勝止まり。広島の大瀬良大地も1年目に10勝して新人王を獲得したが、2、3年目はともに3勝だった。メジャーのスカウトが森下の投球に注目するのは、将来、米国でプレーする可能性があるからだが、楽しみな素材が日本のプロ野球を経ることで劣化しないか心配ではある。

(メジャーリーグ覆面スカウト)



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