佐々木朗希（大船渡）、DeNA「スケール大きい」
2019年07月01日
7/1、サンケイスポーツ6面より| 佐々木 朗希 （大船渡高・投手） 189cm・右投右打・動画 |
制球を重視しながら快速球を見せつけた。大船渡の佐々木（動画）が秋田・由利との練習試合に先発し、3回3安打無失点。納得の投球内容だった。
「コントロールと配球を意識して、球数を減らすことを考えて投げました。コントロールも変化球もよかったです」。最速163キロを誇る右腕は、昨夏の県大会で４強入りしたチームを相手に毎回走者を出したが、スライダーとチェンジアップで緩急をつけて得点を与えない。要所では力勝負に出た。
三回2死一、二塁で迎えた5番打者には直球で押し、最後も直球で見逃し三振を奪った。この1球は、ロッテのスカウトのスピードガンでこの日最速の153キロを計測。佐々木は「インコースを狙って思うところに投げられた」とうなずいた。
51球を投じ、毎回の6奪三振で2四球。球場にはDeNA・三原球団代表やオリックス・福良GMら国内8球団、21人の編成幹部とスカウトが大挙して押し寄せた。
既に日本ハムが今秋のドラフト会議で1位指名を公言するほどの逸材に、DeNA・進藤編成部長は「リリースも安定していてスケールの大きさを感じた。リミットを外したときにどれくらいの球を投げるのか。ワクワクする」と声を弾ませた。
（6月30日 練習試合 大船渡 6－5 由利）
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