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根尾以上の大器・山下航汰(巨人)、育成指名の理由

2019年07月07日

7/8、日刊ゲンダイ27面より

2018巨人(育成)ドラフト1位 山下航汰
健大高崎高・外野手・動画

「そもそも育成指名というのがおかしいくらいの選手です」。5日に支配下登録された昨年の巨人の育成ドラフト1位・山下航汰外野手(動画)について、スポーツライターの安倍昌彦氏がこう言った。

健大高崎3年時、センバツで2試合連続満塁本塁打を放つなど、高校通算75本塁打の大砲は、二軍で53試合に出場し、打率.316、3本塁打、18打点をマーク。5月は月間打率.378の好成績で、ファームでは3番を任されている。

出色の成績だ。同期の「ドラ1トリオ」である中日・根尾(打率.171、1本、14点)、ロッテ・藤原(打率.228、3本、14点)、広島・小園(打率.193、5本、15点)を凌駕する(4日現在)。入団わずか半年での支配下登録も納得だが、そもそもこんな選手が育成指名だったのは驚きだ。冒頭の安倍氏は、この山下を高校時代から高く評価していた。

「打撃技術に関しては、タイミングの取り方、バットの芯で捉える技術は根尾や藤原、小園には劣らないものを持っています。高校時代の練習や試合を見ても、フリー打撃ならほぼ100%、芯で捉えるといっていい。金属バットでもムチャ振りすることなく、内角にも自分のポイントを持っている。

 右翼ポール際の打球が真っすぐ伸びてファウルにならない。木製バットに変わっても結果を残せるのは、こうした技術の裏付けがあるから。同じ左の外野手でチームメートである丸佳浩の高校時代と比べても、打撃技術は互角、長打力は丸より上でしょう。今後、丸に負けず劣らずの『練習の虫』になれれば、巨人から『第2の丸』が誕生するかもしれません」


ではなぜ、そんな男が育成指名だったのか。在京球団スカウトが言う。

「古傷を抱えていたり、性格に問題があったりしたわけではなく、左打ちの外野手でかつ、足と肩が特段に優れていないことが大きい。今は数字やデータが重視され、特に外野手は、50メートル5秒台で走れたり、遠投100メートルを投げられたりという身体能力の高さが重視される。実際、打撃は良くても守備、走塁で足を引っ張り、二軍でくすぶる左の外野手はゴロゴロいる。だから巨人も育成で指名したのでしょう」

ただ、前出の安倍氏はこうも言う。

「たしかに、脚力、肩力をウリにするような選手ではないが、走塁に関しては、ベースランニングにおけるターンの技術がある。守備も、捕球から投げるまでの俊敏性と送球コントロールを持ち合わせています」。自慢のバットでまずは高校時代の低評価を覆した山下。本番はこれからだ。



下は2018ドラフトで巨人が指名した選手です。育成1位指名・山下君のスカウト評はこちら

巨人の2018ドラフト指名選手
× 根尾 昂    
×辰己 涼介    
1位高橋 優貴八戸学院大 投手
2位増田 陸 明秀日立高 内野手
3位直江 大輔松商学園高 投手
4位横川 凱大阪桐蔭高 投手
5位松井 義弥折尾愛真高 内野手
6位戸郷 翔征聖心ウルスラ高 投手
育1山下 航汰健大高崎高 外野手
育2平井 快青 岐阜第一高 投手
育3沼田 翔平 旭川大高 投手
育4黒田 響生 敦賀気比高 内野手


draftkaigi at 07:05│ │巨人 
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