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石川昂弥(東邦)プロ志望表明、中日など11球団視察

2019年07月14日

7/14、スポーツニッポン7面より

石川 昂弥 (東邦高・三塁手兼投手)
185cm・右投右打・動画

無情の幕切れだった。3―9の8回1死満塁。この回から本職の三塁に就いていた東邦・石川(動画)の前へゴロが飛んだ。併殺を狙って投げようとした二塁にベースカバーが不在。やむなく一塁へ送球する間に三塁走者の生還を許し、コールド敗戦が決まる1点を奪われた。平成と令和、時代をまたいだ春夏連覇の夢はあっけなく散った。

「とにかく悔しいというか、勝てた試合だと思うので、そういうのが一番、本当に悔しいです」。東邦が2回戦で敗れるのは51年ぶり。さらにセンバツ覇者が同年夏の地方大会でコールド負けを喫するのは、戦後初という屈辱的なものだった。

3番・投手として石川は公式戦ではセンバツ決勝以来の登板。しかし、本調子には程遠かった。3―2の4回に4失点して逆転を許し、7回には投げ合った石黒に3ランを浴びた。計3被弾で7回13安打9失点。「もっと真っすぐで強気に押していけばよかった」。今年度で退任する森田監督を、最後の夏の聖地へ連れていくことができず「本当に申し訳ない」と唇をかんだ。

センバツでは背番号1を背負い、決勝では史上初の2発&完封の偉業を成し遂げて30年ぶりの優勝に導いた。大会後はスケールの大きい打撃を生かすため背番号は5に。1回戦の初打席では、高校通算54号の決勝弾を放つ好スタートを切ったが、早々と姿を消した。

地元の中日など11球団が視察する前で自慢の打撃でも4打数1安打と不発。「ピッチャーをやっていたから打てなかったということはない。日本代表(U18)にも入りたいので、気を抜くことなくやっていきたい」と気丈に前を向いた。最後まで涙を流すことなく「行きたいというふうに思っています」と改めてプロ志望も表明した。

(7月13日 愛知大会2回戦 星城 10-3 東邦)



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draftkaigi at 07:01│ │プロ志望届 | 中日
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