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ドラフト戦線異変あり、佐々木からベタ降りする球団

2019年07月28日

7/28、日刊ゲンダイ終面より

佐々木 朗希 (大船渡高・投手)
189cm・右投右打・動画

今秋ドラフトの超目玉である大船渡・佐々木朗希(動画)中心の今秋のドラフト戦線に異変が起きそうだ。甲子園まであと1勝に迫りながら、25日に行われた岩手大会決勝の花巻東戦で、投手としても4番打者としても出場を回避。天下分け目の大一番に、最後まで出ることなく、大船渡は大敗を喫した。

衝撃の決勝から一夜明け、佐々木は同校で行われた準優勝報告会に出席した。U18高校日本代表1次候補に選出されているため、今夏の韓国遠征が次の舞台となることが濃厚だ。

最速163キロ右腕を巡っては一時、「史上初の12球団が1位指名競合も」との声も聞かれた。各球団のスカウトは潜在能力を絶賛。日本ハムは吉村GMが、どこよりも早い6月上旬に1位指名を明言すれば、ソフトバンク・永井編成育成本部長は「プロ野球史上一番の投手になるかもしれない」とまで言っていた。

「今までのスカウト人生の中でもこんな投手は初めて見た」とベタ惚れの巨人・長谷川スカウト部長は先月、本紙に「(高校ビッグ4の他の投手と比べて?)佐々木はそういう次元じゃない。松坂や田中マー君は高校時代からスタミナがあったけど、それを除けば、その2人より上。佐々木は体力的なこともあるから、体をつくる期間は必要。1年目からローテーションで、という投手ではないが、ここ何十年で一番の素材」と褒めちぎっていた。

甲子園に行こうが行くまいが、素材の良さは疑いようがない。が、長谷川部長が言うように「体力」「スタミナ」は、夏の大会前から指摘されていた弱点だった。それが、大事な決勝の登板を回避したことで、改めてクローズアップされた格好だ。少なからず、今秋のドラフト会議に影響が出そうである。

パ・リーグの某スカウトは「いくら能力が高くても、プロとして体力やスタミナがないのは、やっぱりマイナス。それとネックなのは、今大会で話題になった大船渡の国保監督の存在です」とこう続ける。

「投げる投げないは国保監督が決める。佐々木が悪いわけではないが、この監督は米国の独立リーグでのプレー経験があるだけに、選手のコンディションを優先することを徹底している。どんな逸材でも、むちゃな起用でぶっ壊されたら元も子もない。

プロとしてはありがたいと思う一方で、最後の夏の大会に向かう過程の練習や練習試合などを見ていても、過保護なまでに選手の体を優先する国保監督の下で3年間を過ごしたことは、プラスにもマイナスにもなる。とにかく故障しないように大事に見守ってもらったと言えるが、プロとしてバリバリ投げるには、練習量が足りな過ぎる。

スポーツ紙に『右肘に違和感』と出ていたが、仮に故障をしていないとして、準決勝、決勝の連投ができなかったわけで、しっかり鍛えられていないことがはっきりした。プロ入り後は想像以上に体づくりに時間がかかるかもしれない。仮に一軍に出てくるまでに4年も5年もかかるなら、指名できるのは戦力に余裕があるチーム、育成に自信があるチームに限られてきます」


1位指名を公言している日本ハム巨人はゾッコンだが、ベタ降りする球団が出てくるというのだ。さる球界関係者がこう言う。

「セでは阪神が流動的。佐々木がゼロ封発進した岩手大会の初戦を唯一3人で視察したり、一見、惚れ込んでいるようで、実は即戦力投手を狙うともっぱら。明大・森下、JFE西日本・河野、東海理化・立野、JR東日本・太田らで、星稜・奥川を含めた投手を1位候補に挙げ、そっちに乗り換える可能性が高いとみている。

中日は地元の奥川の評価が高い。広島DeNAも1位指名は森下ら即戦力投手の可能性がある。ヤクルトは佐々木と森下ら即戦力投手との間ですでに議論が紛糾しているそうだ。ヤクルトは現在最下位だけに、チーム事情から高校生投手を指名している場合ではなさそうですから。

パではオリックスが佐々木を軸にした戦略から、内野手のパナソニック・片山、SUBARU・原沢、東邦・石川らに方針転換しそうです」


登板回避の一件もあって、セは巨人以外の5球団が佐々木の1位指名を回避する可能性がありそうだ。




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