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プロ注目・西舘昂汰(筑陽学園)、大学進学予定

2019年08月12日

8/12、西日本スポーツ24面より

西舘 昂汰 (筑陽学園高・投手)
186cm・右投右打・動画

試合が終わりグラウンドを出るときに、涙が込み上げた。「もうここで野球ができないと思うと・・・。相手の校歌を聞いて、終わったんだなと思った」。春夏3度の優勝経験がある甲子園常連校を相手に1人で投げきった。筑陽学園のエース西舘(動画)は高校野球最後の瞬間をかみしめた。

緊張からか、立ち上がりにつまずく。初回、先頭打者から2連打を許し1点を先制された。「ここで気持ちが落ち込んだら意味がない」と気合を入れ直した。選抜大会の後に「このままでは夏は通用しない。投球の幅を広げるために」と、覚えた小さく変化するスライダーを使いながら、最少失点に切り抜けた。

その後も粘り強く投げ続け、9回まで3失点。反撃を待った。7、8、9回を三者凡退で締めながら、「取り返してくれる」と信じていた。そのエースの願いは2点差を追う9回裏に届く。2死からの3連打で同点。延長に入ってもマウンドに立った。

強豪校の底力を思い知ったのは直後の10回だ。先頭打者に安打を許すと、二盗、三盗と続けて決められ、適時打で決勝点を奪われた。捕手の進藤勇也の送球はわずかに間に合わなかったが「進藤でアウトにできないならどんな捕手もアウトにできない」とここまで支えてくれた相棒への信頼は最後まで揺るがなかった。

昨夏のベンチ外から1年後、夢だったエースナンバーを背負って夏の甲子園のマウンドに立った。西舘とエースを交代し甲子園で背番号10となった西雄大は試合中ベンチで「最後まで投げろ」と励ましてくれた。

「西や菅井(一輝)を甲子園で投げさせたかった。勝てなくて申し訳ない」。昨秋から明治神宮大会、選抜大会、福岡大会と一緒に乗り越えてきた仲間への思いを口にした。

敗れはしたが、全力の151球だった。「最後にこういう試合ができるとは思わなかった。楽しかった。悔いはないです」。卒業後は進学を希望。次のステージは大学野球になる。西舘は涙が乾いた目で前を見た。

(8月11日 甲子園大会2回戦 作新学院 5-3 筑陽学園)



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