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奥川恭伸(星稜)、怪物江川に並ぶ23奪三振マーク

2019年08月18日

8/18、サンケイスポーツ1面より

奥川 恭伸 (星稜高・投手)
182cm・右投右打・動画

3回戦が行われ、星稜は智弁和歌山に今大会初のタイブレークで延長十四回、4-1でサヨナラ勝ち。24年ぶりの8強入りを果たした。プロ注目のドラフト1位候補、奥川恭伸投手(動画)が3安打1失点で165球完投。自己最速の154キロを連発する力投ぶりで、1973年に作新学院・江川卓(元巨人)がマークした23奪三振(延長十五回)に並んだ

勝者も敗者も涙を流していた。意地と意地がぶつかり合った死闘で、奥川が強打の智弁和歌山を相手に165球を投げ抜いた。今大会で初のタイブレークが適用された試合は延長十四回に福本がサヨナラ3ラン。一塁走者として劇弾を見届けたエースはあふれる涙をこらえきれなかった。

「(打球が)上がった瞬間に抜けるのが分かったので勝ったんだなって。不思議な感覚になりました」。好カードがめじろ押しの大会第11日は午前7時10分に4度目の満員通知が出た。スタンドは超満員の4万5000人。阪神などプロ6球団のスカウトを含め、今大会ナンバーワン右腕の一挙手一投足にくぎ付けとなった。

二回1死からの6者連続など、五回で2桁奪三振に到達し、延長十回まで毎回の18K。延長に入っても自己最速となる154キロを何度もマークし、六回に失った1点を必死で守り続けた。

十一回2死。2番・細川に四球を与えたあと、右ふくらはぎが悲鳴をあげた。1年前の悲劇が脳裏によぎった。昨夏の2回戦・済美戦も同じ箇所がつり、4回降板。チームは延長十三回タイブレークで6番手投手が逆転サヨナラ満塁弾を被弾。背番号1の責任を全うできず、涙をのんだ。

「向こうは攻めどころだと思って強い気持ちで向かってくると思った。気持ちを入れ直して、しっかりと投げました」。同じ轍を踏むわけにはいかない。すぐに水分補給をしてこの回を投げ抜き、冷却やストレッチで応急処置。延長十三回から無死一、二塁で始まるタイブレークの“悪夢”も払拭した。

十三、十四回は奥川と智弁和歌山の守備陣が先頭打者のバントを三塁封殺にする甲子園の歴史に残るハイレベルな試合を14回3安打1失点で制し、「怪物」と呼ばれた作新学院・江川が1973年の柳川商(延長十五回)戦でマークした23奪三振に並んだ。ピンチもアクシデントも相手の脅威も“怪物級の精神力”で乗り切った。

準優勝した1995年以来24年ぶりとなる8強入りで、18日の準々決勝は仙台育英と対戦する。林監督はエースの連投について「どこまで回復できるか、状態による。8、9割でなければ無理はさせたくない」と慎重な姿勢だったが、本人はマウンドへの意欲を失っていない。

「自分たちにとって高校野球は最後。全部を出し切って最高の夏にしたい」と奥川。これからは新たな伝説を刻む戦い。令和の新怪物が真価を発揮する。

(8月17日 甲子園大会3回戦 星稜 4-1 智弁和歌山)



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