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来年候補・牟田稔啓(香椎)、スカウト注目

2019年08月26日

8/26、西日本スポーツ19面「トマスさんの特命リポート」より

牟田 稔啓 (香椎高・投手)
178cm・右投右打・動画

JR香椎駅などを舞台とした鉄道ミステリーの金字塔に、松本清張の「点と線」がある。同駅近くにある香椎は、昨夏の南福岡大会で好左腕・榊原直人(現福岡大)を擁して4強入り。今年も逸材の気配が漂う同校へ「謎解き」に足を運んだ。

実は3月中旬、同校の杉野弘英監督に「制球はまだまだですが」という前置き付きのヒントをいただいていた。それが牟田稔啓だった。さらに「最速144キロ」という記事も見かけ、6月下旬に同校での福岡との練習試合に駆けつけた。

牟田は延長10回に登場。いきなり136キロを計測すると、全9球中6球が135キロを超えた。この日の最速は139キロ。第一印象は「粗削りな素材型」だった。第1試合終了後の休憩時間には、中学時代はエースではなかったとも聞いた。

「使い減りしていないので、1年間鍛えて、球速が10キロ伸びると仮定すると、来夏は150キロ超えも?」。期待を膨らませていると、第2試合も初回の1イニングだけ登板。この試合を見たスカウトも「楽しみができた」と好印象を口にしていた。

今夏の福岡大会で香椎は4回戦敗退。牟田に登板機会はなかった。福岡との新チーム初戦を訪れると、牟田は3回からの2イニングで4四死球と粗削りな面を露呈。その一方で「切り替えて腕を振った」という結果、最速145キロを計測した。

目標の150キロを見据え、さらに課題の制球力向上にも取り組む。体幹強化を意識的に行う予定で、1年冬も経験したグラウンド10周のラン、4種類の手押し車40メートルを3往復、2人をおんぶしての40メートルランなどのメニューがめじろ押しだ。

公立校に150キロ超えの投手が登場すれば、話題の存在になるのは間違いない。牟田も取り組むべき課題は多いが、将来性の豊かさは確か。8月31日に開幕する秋季福岡大会で、注目を集める可能性もありそうだ。



牟田君のピッチング動画をお持ちの方、ユーチューブへアップお願いします。


draftkaigi at 07:02│ │高校 
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