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佐々木朗希(大船渡)、懸念材料がドラフト戦略に影響

2019年09月14日

サンスポwebsiteより (source)

佐々木 朗希 (大船渡高・投手)
189cm・右投右打・動画

今秋のプロ野球ドラフト会議(10月17日)まで、約1カ月となった。最注目の岩手・大船渡高の右腕・佐々木朗希投手(動画)を何球団が指名するか? 4月の高校日本代表候補合宿で最速163キロの直球を投げた直後には「全球団が佐々木指名でもおかしくない」というスカウトの声があった。

それほどの人気だったが、現状では過去最多(1989年野茂英雄投手、1990年小池秀郎投手)の8球団よりも少なくなるのではないかという見方が強くなっている。「30年、いや50年に一人の球界の逸材」という将来的な展望を主にするか、2020年の即戦力を求めるのかということなど各球団の戦略が出てきていることがまず第一の理由だ。

即戦力なら、まず明大・森下暢仁投手か星稜高・奥川恭伸投手の2人が挙がる。そうした点から、1位入札は3人の誰かとなりつつあり、さらにその3人を指名し、競合して抽選に外れた場合にまた競合して・・・戦略の練り直しもあるからだ。

もう一つは、すばらしい素材であることに変りはないが、懸念材料がいくつか出ている。岩手大会決勝戦で先発回避を国保監督が告げた際に「自分が行きます」と言わずに、監督の指示どおりだった従順さが、生き馬の目を抜くとまでいわれる厳しいプロ野球の世界で闘っていけるのかという点だ。

「ここ数年、素直な子、いわゆる物わかりのいい子、指示待ちの子が多い」と嘆く野球指導者が嘆く現状ではあるが、史上に残る球界のエースには、自信満々で、監督の指示に従わずに唯我独尊だったような例をよく聞いた。

もう少しいえば、今月7日に岩手県内で約40人が集まって大船渡高の野球部OB会の総会が開かれ、さまざまな意見が出た。1984年以来の甲子園出場は、2011年の東日本大震災後の復興を進めている大船渡という街にとっての大きな夢であったが、エースでなく4番手の投手を先発させたのは、夢を放棄したのと変わらない-だった。

佐々木の甲子園の夢はかなわなかったが、プロ野球あるいはメジャーリーガーへの夢は続く。国内のどの球団が佐々木の夢をともに紡いでいくのか、即戦力に託し2020年のシーズンの充実に賭けるのか。10月3日のプロ志望届の締め切りを経て、当日まで戦略は練られる。



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