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松田(名大)、広島・ハム・中日・ヤクルトなど高評価

2019年09月15日

スポーツ報知websiteより (source)

松田 亘哲 (名古屋大・投手)
176cm・左投左打・動画

愛知大学野球秋季リーグ戦の3部Bリーグで14日、今秋ドラフト候補の名大・松田亘哲投手(動画)が先発し、南山大を相手に9回2失点9奪三振で完投勝利。高校野球の経験がない「黒縁めがね」の最速148キロ左腕の登板に、7球団のスカウトが熱視線を送った。

普段は注目の集まらない3部リーグの試合。バックネット裏に集まった17人のスカウト陣の視線は名大の先発左腕・松田に注がれた。3回まで毎回走者を背負った。3回に味方の失策が絡み2失点する不運もあったが、その後は尻上がりに調子を上げた。

この日は最速145キロの直球にスライダー、カットボールなどを織り交ぜ9奪三振で完投。味方打線が6回に3点を挙げて逆転。そのまま3-2で逃げ切った。「スカウトの方がいたアピールの場でまっすぐが浮いた。試合に勝てたのは良かった」と反省した。

異色の経歴の持ち主だ。中学で軟式野球の経験はあるが、高校では「仲の良い子が入ったので」と3年間バレー部に所属。「野球に戻ることは想像はしていなかった」と振り返る。甲子園で活躍する同世代の活躍やプロ野球の試合を目にし、再び野球を再開する決意をした。

名大野球部に入った時は、62キロと細身で、直球も「120キロぐらいだった」。1年秋に140キロを計測し、プロを意識し始めた。服部匠監督によると、2年秋に完封するなど徐々に成長。他大学からも評価され、今春のリーグ戦前からプロのスカウトも試合に訪れるようになったという。

名大からプロに進んだ選手はこれまでにいない。プロ志望届を提出したのも松田が初。服部監督は「やっぱり、パワーのあるまっすぐが魅力。昨年に比べると、想像もつかないほど注目を集めている。ドラフト会議が楽しみです」と創部70年目にして初のプロ野球選手誕生の可能性に興奮を隠さない。

各球団のスカウトからも評価の声が上がる。試合前、広島・松本スカウトは「魅力があるから、これだけのスカウトが来る。まっすぐはキレが良く、変化球も腕が振れている」とし、日本ハム・熊崎スカウトは「高校野球の経験がない中、これほど注目されるまで、よく頑張った」とたたえた。

試合は2点を失った後も、7回に2死満塁のピンチを迎えるなどした。それでも西武・潮崎編成グループディレクターは「初めて見たが、バランスの良い投手。上半身は細いが、下半身はしっかりしてそう。伸びしろを非常に感じる」。

中日・清水スカウトは「リーグ戦を通じて投げる真のスタミナがこれからは試されるが、良いものを見た」と高評価。ヤクルト・中西スカウトは「今年のドラフトは左の投手が少ない中、貴重。将来性を感じる」と話していた。

(9月14日 愛知大学リーグ3部B 名古屋大3-2南山大)



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