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阪神、大島洋平(中日)をFA補強の有力候補に

2019年10月23日

10/23、日刊スポーツwebsiteより (source)

2009中日ドラフト5位 大島洋平
日本生命・外野手

覇権奪回を目指す阪神がFA市場の参戦を模索している。球界屈指の安打製造機で中日主力の大島洋平(2009中日5位)を今オフ補強の有力候補に挙げていることが判明した。大島は16年に国内FA権を取得し、そのオフから3年契約を結んでいた。今年は契約最終年。18年に海外FA権を取得するなど去就に注目が集まる実力者の1人だ。

阪神はFA宣言した場合に備えて、本格調査を進めていく。33歳の大島は今季、3年ぶりに全143試合に出場。174安打で最多安打のタイトルに輝いた。打率3割1分2厘はリーグ4位。またリーグ3位の30盗塁が示すようにベテランの域に入っても健脚が光る。

シーズン無失策の名手として過去に6度、ゴールデングラブ賞に輝いた鉄壁の守備は、広い甲子園でひときわ映える。

チームは6連勝締めで昨季の最下位から3位に躍進した。だが、矢野監督は18日、藤原オーナーへの報告会後に「いまのタイガースはまだ強くない」と話していた。藤原オーナーも「打撃面を強くしていく必要がある」と指摘。大島は理想的なプレーヤーの1人だろう。8年連続で規定打席に達し、通算1442安打を誇るヒットマンだ。

今季、ルーキーで活躍した近本と守備位置が重なり、俊足巧打のタイプも似るが将来を見据えて獲得を検討する。

来季は外野の主力を張る福留が43歳を迎え、糸井も39歳になる。頼れるベテランだが、高齢化し、長丁場の1年間フル稼働が難しくなってきた。一方、近本は26歳シーズンで、高山は27歳になる。中谷ら若手の強化を図るが成長の先行きは読めない。

来年11月に35歳の大島は脂が乗る。年齢構成を考えても「中堅クラス」でバランスのいい立場にある。愛知出身だが、実は大阪に縁もある。日本生命在籍時の拠点で、いまも自主トレを行うなどゆかりの地だ。

今秋ドラフトは6選手を指名し、上位5人が高校生だったため、来季補強は海外球界とFA市場で模索する。今季で退団する鳥谷の推定年俸4億円と引退したメッセンジャーの3億5000万円が宙に浮き、資金面にもゆとりが出る。日本シリーズ後は、いよいよFA戦線が本格化。新外国人野手の補強と並行しながら大島の動向を見定める。



下は2009ドラフトで中日が指名した選手です。大島洋平は5位指名入団。プロでの成績は
こちら

中日の2009ドラフト指名選手
1位岡田 俊哉智弁和歌山高投手
2位小川 龍也千葉英和高投手
3位中田 亮二亜細亜大内野手
4位松井 佑介東京農大外野手
5位大島 洋平日本生命外野手
6位諏訪部 貴大ホンダ投手
7位松井 雅人上武大捕手
8位吉田 利一奈良産大捕手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:02│ │阪神 | FA
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