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スカウトの逆襲、秋山翔吾に立ちはだかる年齢の壁

2019年11月04日

11/4、日刊ゲンダイ27面「スカウトの逆襲」より

2010西武ドラフト3位 秋山翔吾
八戸大・外野手

海外FAでメジャー挑戦する秋山翔吾(2010西武3位)に需要があるのは間違いない。すでに外野が埋まっているわたしの球団はともかく、中堅手が補強ポイントの球団が少なくないからだ。是が非でも欲しい球団でも「2年10億円」が精いっぱい、3年目は球団側のオプションだろうと以前コラムで書いた。

長打力や肩の強さに疑問があるうえ、打席で淡泊な点が気になる。三振数が多いのだ。似たタイプでメジャー挑戦した青木(現ヤクルト)の前年までの三振数が47、65、61、55だったのに対し、秋山は103、97、96、108とほぼ倍近い。

加えて致命的なマイナスは年齢だ。秋山がシーズンを迎えるのは32歳。ごく一部のスーパースターを除き、メジャーは30歳を過ぎた選手に対してシビアなのだ。

昨オフ、クオリファイング・オファー(約19億3000万円)を蹴ってアストロズからFAになったサイ・ヤング賞左腕カイクルは、今季開幕後も移籍先が決まらず、6月に約14億円でブレーブス入り。

同様の金額を拒否してレッドソックスからFAになった4年連続セーブ王のキンブレルも、6月になってようやくカブスへ移籍。金額は3年総額4300万ドル(年平均約15億5000万円)。カイクル同様、FAになったがゆえに結果としてクオリファイング・オファーを下回る金額しか手にすることができなかった。

30歳を過ぎたとたん、メジャーを代表する投手ですら買いたたかれるのが現状だ。

メジャーのほぼ全球団がデータを重要視するようになったここ3、4年は、特に30歳を過ぎた選手が冷遇される傾向が強い。各球団は選手の年齢とパフォーマンスをデータ化しており、30歳を境にガクンとパフォーマンスが落ちるという結果が出ている。

むろん、データは重要だが、個人差はある。同じ30歳でも性格や取り組み方次第で、おのずとパフォーマンスも変わってくる。データだけを根拠に十把ひとからげにしてしまえば、我々、スカウトの存在価値自体もなくなってしまうが、メジャーはデータ重視の傾向にいよいよ拍車がかかっている。

秋山は10月31日の強化試合で死球を食らい、右足薬指の骨折が判明。プレミア12の辞退が決まったが、それより何より大きな障害となるのは年齢の壁だ。

(メジャーリーグ覆面スカウト)



下は2010ドラフトで西武が指名した選手です。秋山翔吾は3位指名入団。プロでの成績はこちら

西武の2010ドラフト指名選手
1位大石 達也早稲田大投手
2位牧田 和久日本通運投手
3位秋山 翔吾八戸大外野手
4位前川 恭兵阪南大高投手
5位林崎 遼東洋大内野手
6位熊代 聖人王子製紙外野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:00│ │FA 
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