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ドラフトで獲った高校生の育て方

2019年11月05日

11/5、デイリースポーツ3面「岡田辞典」より
今年のドラフトは高校生を1位から5位まで指名したんやけど、大学・社会人出身の選手と高卒選手では育て方が違う。首脳陣が肝に銘じておかなければならないのは、まず「教えない」ことよ。

高校生とはいえ、これまでの経験があったうえで指名を受けているわけやから。入ってきていきなりコーチがいらんこと言って、今までのスタイルが崩れるというのはよくあることやんか。選手は壁にぶち当たったら、自分から聞いてくるようになるんよ。そこまで指導者は待たなあかん。

自分から教えようなんて考えて、いろいろ言ってたら選手はおかしくなってしまうよ。

そしてどんなにファームで評価が高くても、3年間は2軍でみっちり鍛えること。特に野手はやることが多いし、1軍で戦える準備がしっかりできた段階で昇格させたらいいんよ。ここまで高卒の選手はなかなか1軍に定着できてないやろ?。それは、いいからと言ってすぐ1軍に上げてしまうからなんよ。

若い選手はほぼ間違いなく、壁にぶち当たる。そこで乗り越えられるような力、引き出しを2軍時代に養っていないと、中途半端な選手になってしまう。壁にぶち当たって2軍に落ちてきて、また1軍に上がっても、乗り越える力を備えていないから行ったり来たりになるわな。若手のピッチャーが今、そうなってるやんか。

俺が2軍監督をやっていたときに、浜中や関本がいたんやけど「3年間は絶対に我慢しような」と言ってたんよ。関本は3年目で先に上がったんやけど、やっぱり壁に当たって戻ってきた。そういう経験から言えることなんやけど、3年間はしっかり鍛えてほしい。鍛え方についても心技体の中で、まず技術を優先してほしいよな。

技術を先に考えさせることで、選手が意欲的に練習に取り組むようになるんよ。技術練習を繰り返せば、自然と体力もついてくるし、メンタル面でも自信を生み出すことができる。体作りにウエートトレーニングを取り入れているところが多いし、必要やとは思うけど、やっぱりスイングを繰り返す、ノックを数多く受けることでも体作りにつながってくるんよ。

だから高卒の選手には技心体の順番で意識させてほしい。そして指導する側は、とにかく我慢することが必要やと思うよ。



上の記事は岡田彰布氏(1979阪神ドラフト1位)が書いたものです。プロでの成績はこちら

阪神の1979ドラフト指名選手
1位岡田 彰布早稲田大内野手
2位赤松 一郎電電北陸投手
3位北村 照文三菱重工名古屋外野手
4位井沢 武則盈進高投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 10:04│
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