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侍ジャパン、中学時代に硬式より軟式出身者が多い理由

2019年11月10日

11/10、西日本スポーツ2面より
野球の国際大会「プレミア12」で日本代表が奮闘している。選手たちの中学時代を調べると、野手は硬式出身者が大半だが、投手は軟式出身者が多くを占めた。早い段階から硬式球を扱うことで、より高いレベルを目指す選手が少なくない中、投手はなぜ軟式出身者が多いのかを探った。

軟式でプレーしていたのは野手が15人中3人なのに対し、投手は13人中10人いる。軟式出身の今永(2015DeNA1位)「クラブチームに比べたら、言い方は難しいけど、そこまで勝利を求められなかった。いい意味で伸び伸びと野球をやれる環境にあった。その中で自分で考えて練習するというのが良かったと思う」と言う。

硬式出身ながら二塁手も兼務していた山本(2016オリックス1位)「中学で投手としてたくさん投げなかったから、今の自分がある」と振り返る。

日本ハム・大渕スカウト部長は「投手は完成といわれる時期の幅が広い。体の成長、経験、技術。この三つが統合された時点で、パフォーマンスが上がる」と分析する。高校生までに無理をしなかったことで、25歳になってから本格化する選手も珍しくないという。

今永や(2006西武1位)は高校時代まで目立った実績がなく、大学に入ってから頭角を現した。大渕スカウトは「成長期に投げずに済んだ投手が生き残っている側面がある」と指摘する。

少年期に肩や肘を酷使したことで、その後の野球人生に影響が及ぶケースは後を絶たない。プロ野球選手の治療にも携わる群馬県館林市の慶友整形外科病院の古島医師は「硬式と軟式のボールの違いではない。硬式は良い投手がたくさんいるのに、育てられていない。硬式出身の投手はどこかでつぶれてしまっている」と嘆く。

古島医師は今春、中学硬式のポニーリーグでチームを発足させた。リーグが投手の故障予防策を策定するのにも尽力。10月25日に中学1年生は60球(変化球禁止)、同2年生は75球、同3年生は85球とする投球数制限を打ち出した。

中学硬式は約5万人、中学軟式は約16万人強がプレーするといわれる。古島氏は「小さい頃に頑張り過ぎて、淘汰されてしまっている。ポニーリーグのような取り組みが、子供たちには大事かなと思う」と環境改善を願った。



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