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中日の元球団代表、東京大野球部監督に就任

2019年11月10日

日刊ゲンダイ41面「権藤博の奔放主義」より

1966中日2次ドラフト3位 井手峻
東京大・投手

中日の元球団代表、井手峻氏(1966中日3位)母校・東大の野球部監督を務めることになった。ドラゴンズで現役時代を共にした彼とは50年以上の付き合いで、年齢は私が5学年上。気安く「井手ちゃん」と呼ばせてもらっている。就任発表の前日にも電話で話をしたが、口調に活力がみなぎっていた。

思い出はいろいろとある。今でも苦労をかけてしまったなと思うのは、私が中日の投手コーチに復帰した2012年の前年オフのことだ。要請は当時、球団の取締役編成担当の要職にあった彼からだった。すでに高木守道監督の就任が発表されており、「ドラゴンズ史上最高の野手と投手が指導者としてタッグを組むのが私の夢」と熱っぽく口説かれた。

二つ返事でOKしたものの、シーズンは2位に終わり、クライマックスシリーズで優勝球団の巨人を3連勝で追い詰めながら、3連敗で及ばず。シーズン途中から、メディアには高木監督と私の確執が取り上げられ、井手ちゃんを心配させてしまった。

「権藤さん、球団としては来季、契約を延長しないことに決定しました」。シーズン終了後、そう彼から告げられた。もともと、高木監督は2年契約で、私は1年契約。予定通りの退任だが、彼には嫌な役回りをさせてしまったと思っている。

1966年のドラフトで史上2人目の東大出身プロ野球選手として中日に入団した彼は、投手としても外野手としても一軍を経験し、指導者としても一、二軍のコーチを歴任。球団フロントに転じ、球団代表も務めた。

指導者としては、自分の理論を押し付け、選手を手取り足取り教えるタイプではない。選手をジッと観察し、じっくりと成長の手助けをする。一軍より二軍でより力を発揮するタイプで、信頼の置ける指導者だ。それは、同時期に二軍のコーチをやった私が保証する。

東大の野球部は創部100周年だった今年、東京六大学リーグで20戦全敗。17年秋から続く連敗は42まで伸びた。連敗ストップが当面の目標になるわけだから、頭ごなしにガミガミやっても逆効果。プロでもそういうタイプのコーチは選手を萎縮させるだけで、成果は出ない。

戦力を冷静に分析し、選手個々の力を見極め、持ってる能力を存分に発揮させる方法を提示し、そのための環境を与える。クールな井手ちゃんにはうってつけだ。 彼からいつ、「ちょっと練習を見にきてくれませんか」と言われてもいいように、学生野球資格回復の準備に入ろうと思っている。



下は1966年2次ドラフト会議で中日が指名した選手です。井手峻は3位指名入団。プロでの成績はこちら

中日の1966(2次)ドラフト指名選手
1位伊熊 博一中京商高外野手
2位伊藤 久敏駒沢大投手
3位井手 峻東京大投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 08:49│ │中日 | あのドラフト選手は今・・・
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