ドラフト会議情報局 2019高校生ドラフト候補 2019大学生ドラフト候補 2019社会人ドラフト候補
2019ドラフト指名予想 スカウト評価 12球団ドラフト情報まとめ ホームにもどる

ドラフト選手の家庭の事情、佐々木朗希(大船渡)2

2019年11月14日

11/13、日刊ゲンダイ31面「ドラフト選手の家庭の事情」より

2019ロッテドラフト1位 佐々木朗希
大船渡高・投手・動画

東日本大震災後、女手ひとつで3人の息子を育てる母・陽子さん(46)は、「特別なことはしていません。勝手に育ちました」と笑う。「百獣戦隊ガオレンジャー」のキャラクター・狼鬼をもじって朗希(動画)と名付けた。小さい頃は、寝る子は育つと夜9時には床に就かせた。

朗希は中学3年の時、JWBボールの「オール気仙」で野球をやっていた。練習や試合の時にはいつも、陽子さんが送り迎えをしていた。当時からオール気仙でコーチを務める小川健斗氏は、陽子さんについて、こう振り返る。

「秋のある日のことです。私が練習で朗希君の打撃投手をやっていた時、ボールをうまくコントロールできず、朗希君の背中にぶつけてしまった。朗希君は『気にしないでください、先生』と言ってくれましたが、お母さんのところにも謝りに行きました。するとお母さんから冗談が返ってきたので、私自身も救われました。そのことをきっかけに、私のことを覚えていただいた感じです」

陽子さんは高校3年になった朗希に、ご飯3合とおかずを詰め込んだ弁当を持たせた。「希望に応えるようにしていました」と、陽子さんは言う。

夏の岩手県大会中、朗希は自身や相手校の研究にいそしんだ。夕食を食べている間も熱心に映像を見た。「私は全く野球のことはわからないのですが、テレビで解説者の方が『スライダーのキレが素晴らしい』と話したことに対して、『フォークだし』などとブツブツ言っていました(笑い)」(陽子さん)

甲子園出場はかなわなかったが、朗希はU18W杯に向けて自主トレに励んだ。陽子さんは朝、朗希のトレーニングウエアを用意して、仕事に出掛けた。夜に帰宅して、ウエアが洗濯機に放り込まれているのを見て「ああ、今日は練習をしてきたんだな」とその日の様子を確認した。

思春期の息子と母。163キロを投げて日本中の注目を集める怪物だが、普段は至って普通の18歳だと母は思っている。

9月6日。U18の韓国戦で朗希が先発した。陽子さんも開催地である韓国へ飛んだ。現地の食事に苦労する朗希に、カルピスとカップ麺を差し入れた。試合では初回にマメを潰して降板したが、周囲の心配をよそに「1イニングだけでしたけど、ゼロに抑えられてよかったです」と努めて前向きに話した。

3歳年上にあたる兄の琉希さんは東北学院大(仙台市)に在学。中学2年の弟・怜希さんは朗希と同じ大船渡第一中の野球部で三塁や遊撃を守り、足が速いと評判だ。「ここまで野球をやらせてもらい、親に迷惑をかけた。勝つことが恩返しになる」。こう言って母に感謝した朗希。新天地に向かう日まであと2カ月だ。



佐々木君のスカウト評はこちら

佐々木君のピッチング動画はこちら


draftkaigi at 08:00│ │ロッテ 
ドラフトニュース検索