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ドラフト選手の家庭の事情、佐藤直樹(JR西日本)

2019年11月20日

11/20、日刊ゲンダイ30面「ドラフト選手の家庭の事情」

2019ソフトバンクドラフト1位 佐藤直樹
JR西日本・外野手・動画

ドラフトが行われた10月17日、神戸市にあるスナック「Nao」は、まだ夕方だというのに30人近くの客で賑わっていた。4人掛けのテーブルが4つ、カウンターに8人が座れる店はすし詰めだった。佐藤の父・義八さんが言う。

「私の嫁の店でしてね。店名は直樹の名前が由来です(笑い)。ドラフトで指名されるだろうということで、中学時代の監督や私と親交のある父兄の方々で、ドラフト中継を見ていたんです。『佐藤という名字は多いから、それだけで反応するなよ』なんてみんなにクギを刺したり・・・。でも、1位指名なんて誰も思っていない。良くて3位か(指名漏れで)残念会か、なんて話していました」

当日は両親を含め、誰もが「まさか」と思っていた1位指名。義八さんが興奮した口調でこう続ける。

「どうせ1位指名なんてないと思っていたので、テレビそっちのけで、どんちゃん騒ぎですよ(笑い)。でも、誰かひとりだけドラフト中継を注意して見ていて、ウチの直樹が指名されるや、『出たあー!』と大声を上げた。みんな悲鳴ですよ。そこからは近所の人も集まって、最終的には50~60人くらいになりましたね。私? もう頭の中が真っ白でした」

佐藤は神戸港で作業員として働く義八さんと、スナック経営の母・亜美さんのもと、3人きょうだいの末っ子として生まれた。上には兄と姉がいる。

「私が年いってからの子供だったんで、可愛くて可愛くて甘やかしたからですかね。悪ガキでしたよ(笑い)。小さい頃から負けん気は強かったんですが、すぐにキレる子だった。野球をやるようになって変わりました」(義八さん)

佐藤はもともと空手を習っていたが、母の店の客だった少年野球チーム・灘西レイダースの久保信之監督に「一度、見においで」と誘われたのが野球を始めたきっかけだ。久保監督が言う。

「当時の直樹くんは俊足強肩の捕手。盗塁は全部ノーサインで走らせていたし、彼がマスクをかぶると相手の監督も警戒して、走らせてこなかった。座った状態で二塁に送球していたくらいです。まあ、気が強くてね。勝って喜び、負けて本気で悔し涙を流す。そんな子でした」

中学ではボーイズなどの硬式野球には興味を示さず、報徳学園中に進学し、軟式野球部に所属していた。その理由が面白い。

「毎日練習ができるから軟式野球の方がいいと言うんですよ。硬式は週末しか活動していないチームも多いですからね。とにかく野球が大好きで、練習も好きという子なんです。報徳では高校の方でもレギュラーで活躍しましたが、実はこれ、珍しいんです。あまり中等部の軟式野球部員は、高校の野球部に入らないんですよ。高校の方は硬式野球経験者を重視していますからね。でも、直樹くんは中等部の先生が永田監督(当時)に推薦してくれたようです」(久保監督)

目標とする広島の鈴木誠也に追いつけ、追い越せだ。




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draftkaigi at 08:00│ │ソフトバンク 
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