ドラフト会議情報局 2020高校生ドラフト候補 2020大学生ドラフト候補 2020社会人ドラフト候補
2020ドラフト指名予想 スカウト評価 12球団ドラフト情報まとめ ホームにもどる

伊志嶺翔大(ロッテ戦力外)、1軍コーチで再出発

2019年12月07日

12/6、スポーツニッポン4面より

2010ロッテドラフト1位 伊志嶺翔大
東海大・外野手

いつも手にはストップウオッチがあった。プロ野球の世界でおぼれかけ、生き残るためのもがきだった。ロッテ・伊志嶺(2010ロッテ1位)はそれが、人生の転機になるとは予想もしなかった。「戦力外になったことより、その後のことが大きすぎた。びっくりして何をしゃべったかも覚えてません」

10月3日にさいたま市内の球団施設で戦力外通告を受ける。1軍に呼ばれなかった9年目だ。予想はしていた。他球団での現役続行もぼんやり、考えた。だが、同時に1軍コーチの要請を受け、揺らいだ。数日間、周囲に相談した。

チームの先輩は「後押しされたいんだろ?」と言ってくれた。はっとした。「コーチと迷う時点で選手には執着していない」。決断に時間はかからなかった。

10年ドラフトでは外れ1位で2球団競合の末、ロッテ入り。同期の大卒野手ではソフトバンク2位・柳田、西武3位・秋山より、順位は上だった。1年目は32盗塁を記録し、順調な船出だったが、2年目以降は故障にも悩まされスタメンの機会は激減してしまう。

代走が多くなった3年目。ベンチ内でストップウオッチを持つようになる。「走塁で生きていくためです。自分で情報を入手すると、いろいろなものが見えるようになりました」。

直球と変化球での捕手の二塁送球タイムの違い、キャッチするコース別の時間も計測した。「捕球する体勢で送球が遅くなったりするので(捕手の構えた)コースを見て走ることができます」。膨大なデータが蓄積されて、武器になった。

そこに目を付けた球団は「1軍走塁コーチ兼打撃コーチ補佐兼外野守備コーチ補佐」のポストを用意した。主な役割は走塁だ。引退後、控え選手に異例の1軍コーチの打診だった。重ねてきた努力を見ている人はいた。

「ホームランをたくさん打って、勝つチームではない。つないだり、一つ先の塁を狙うことが、得点につながる」。31歳の若さで踏み出した新たな道は希望であふれている。



下は2010ドラフト会議でロッテが指名した選手です。伊志嶺翔大は1位指名入団。プロでの成績はこちら

ロッテの2010ドラフト指名選手
1位伊志嶺 翔大東海大外野手
2位南 昌輝立正大投手
3位小林 敦七十七銀行投手
4位小池 翔大青山学院大捕手
5位江村 直也大阪桐蔭高捕手
6位藤谷 周平南カリフォルニア大投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:00│ │ロッテ | 戦力外通告
ドラフトニュース検索