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近藤弘基(中日戦力外)、2軍サブマネジャーに転身

2019年12月14日

12/14、日刊スポーツ4面「さよならプロ野球」より

2014中日(育成)ドラフト4位 近藤弘基
名城大・外野手

中日に球界では異例の親子スタッフが誕生する。今季限りで戦力外通告を受け、現役を引退した近藤弘基外野手2014育成4位)は来季から2軍サブマネジャーに就任する予定だ。父はスカウトを務める真市氏だ。

近藤は享栄高から名城大を経て14年育成ドラフト4位で中日に入団。16年に支配下登録を勝ち取り、同年2本塁打を放ち、存在感を見せた。しかし、16年の21試合出場を最多に、今季は1軍に上がることなくシーズンを終えた。トライアウトに参加したが、獲得球団はなく、グラウンドを去った。

「子ともにユニホーム姿を見せたかったけど、これからも妻と子どもを支えていきたい」。中日からマネジャー職の打診を受け、気持ちを切り替えた。

父・真市氏も86年ドラフト1位で中日に入団。翌年にプロ野球史上初のデビュー戦ノーヒットノーランを達成した。しかし、肩、肘の故障から8年目の94年に現役引退。その後は打撃投手、スカウト、投手コーチを歴任し、今季からスカウトに返り咲いた。

裏方に回る息子へ、「何でも経験。後輩たちには時には厳しく、時には優しく接していって欲しい」とエールを送る。

近藤は新たな仕事への決意を語る。「選手時代にも素晴らしい環境をつくってくれたのは、球団スタッフのおかげ。これからは恩返しの意味でも、やるからにはきっちり仕事をしていきたい」。26歳の若さでユニホームを脱いだ。くしくも父・真市氏がユニホームを脱いだ年齢と同じだ。環境は違うが、来季から親子で竜を支える。



下は2014育成ドラフトで中日が指名した選手です。4位指名・近藤弘基のプロでの成績はこちら

中日の2014育成ドラフト指名選手
育1 佐藤 雄偉知 東海大相模高 投手
育2 石垣 幸大 いなべ総合高 投手
育3 藤吉 優 秀岳館高 捕手
育4 近藤 弘基 名城大 外野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 11:30│ │中日 | 戦力外通告
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