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スカウトの逆襲、ドラフト指名選手の両親の勘違い

2019年12月16日

12/16、日刊ゲンダイ27面「スカウトの逆襲」より
いまどきの親御さんってのは、なんだって、自分の子供を自慢したがるのかね。今年のドラフトで指名された新人選手と、その親を招待して食事会をやったときのことだ。ドラフトで名前を呼ばれるのは東大に入るより難しいなんて言われてるから、本人以上に育てた親が舞い上がるのは理解できるさ。

それにしても、子供のころからこんな練習をさせても音を上げなかったとか、奨学金で大学を卒業したから契約金で返すと言ってくれてるとか・・・球団のエライさんや監督を前にして言うどころか、同じテーブルに本人がいるのに、こんなにデキた息子なんですって平気でアピールするんだからわからないね。

通常は担当スカウトが選手や選手の家族と同じテーブルで飲み食いするんだけど、オレは担当した選手の父親の話を聞いてたら耐えられなくなって途中で隣のテーブルに移って飲み始めた。

美人のお母さんの隣に割り込んで熱燗をやりだしたら、つい、いい気分になって、さすがに口説いたりしたらマズいことになるよなぁ、なんて思った瞬間、部長に声をかけられた。「おまえさぁ、このテーブルの選手の知り合いか?」ってね。

部長に担当する選手の父親の自慢話が鼻について耐えられなくなった顛末を耳打ちすると、「最近の親はそういうタイプが多いからな。後でオレがちゃんと話をするから」って言う。

翌日・・・。部長は親御さんたちをひとつの部屋に集めて話をしてたっけ。プロ入りはスタート地点に立ったに過ぎないこと、勝負はこれからということ、入団して3~4年でモノにならなければクビのシビアな世界であることなどを話したら、前日、子供の自慢話をしてた父親もさすがにシュンとして下を向いてたっけ。

「OBにプロ野球選手がうじゃうじゃいるような学校から来た新人の親なら、プロ入りがスタート地点に過ぎないことを理解してる。けど、たいていはそうじゃない。我が子の晴れの入団発表の席を人生のゴールと勘違いしている親が最近は多いからな。親が勘違いしてたら、子供だってそんなもんだと思っちまう。だからこそ選手の親にはクギを刺しておく必要があるんだ」

てことは、オレが担当した選手の親は、思い切り勘違いしてたわけで、選手には改めてオレの方からいかに厳しい世界かってことを叩き込まなきゃならないって思ったね。(プロ野球覆面スカウト)



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draftkaigi at 07:01│ │高校 
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