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巨人、来年の補強は山田哲人(ヤクルト)狙いか

2019年12月16日

12/16、日刊ゲンダイ27面より

2010ヤクルトドラフト1位 山田哲人
履正社高・内野手

優勝旅行先の米ハワイで、巨人・原辰徳監督が来季のキーマンに吉川尚輝を挙げている。2016年のドラフト1位で入団。今季は開幕から11試合に「1番・二塁」でスタメン出場し、打率・390でチームを引っ張った。二塁の守備範囲も広く、出身の中京学院大の先輩でもある広島「菊池2世」の異名がある。

その菊池涼も「後輩だから言うわけじゃないけど、いい選手ですよね。守備範囲が広くて肩も強い。打撃もいいし」と太鼓判を押していたが、4月14日に腰痛による登録の抹消をされると、そのまま一軍に戻ることなく、シーズンを終えた。

それでも原監督は「まただまされちゃうかもしれないけど・・・」と言うほど吉川尚に惚れ込み、能力だけなら「(坂本)勇人クラス」と認めている。ただ、能力に体がついていかない。原監督は先月の秋季練習中、「尚輝か~。(すぐにケガをして)職場放棄するからな~。戦う以前の問題だよ」と歯がゆそうに話していた。

腰の負担を軽減するため、二軍戦で外野にも挑戦していたが、来季は二塁手でのレギュラー争いを原監督は期待する。今季、吉川尚が離脱した後は、山本、若林、田中俊が二塁のスタメンを分け合った。育成出身で内野手の増田大も代走などで存在感を見せたが、いずれもレギュラー定着には至っていない。

巨人にとって二塁のポジションは長年レギュラーが固まらない懸案事項。毎オフの補強ポイントだった。3年前、ドラ1で吉川尚を獲得し、問題は解消されたかにみえたが、その吉川尚も鳴かず飛ばずのまま来季4年目を迎える。正二塁手奪取は、これがラストチャンス。

順調なら来季中にもヤクルトの二塁手・山田哲人(27)が国内FA権を取得するのだ。

「日本初の3度のトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁以上)の達成者でもある球界を代表する打者。もしFA権を行使するようなら、大争奪戦になることは間違いない。ただし、今季の年俸は4.3億円。巨人やソフトバンクなど、金満といわれる球団が来オフに備え、目を光らせています」(球界関係者)

要はポジションがかぶる山田のFA補強を踏みとどまらせるくらいの大活躍が吉川尚には求められるということだ。またもどこかケガでもしようものなら、原巨人は迷うことなく、山田の補強に走る。残された時間はあと1年だ。


下は2010ドラフトでヤクルトが指名した選手です。山田哲人は1位指名入団。プロでの成績はこちら

ヤクルトの2010ドラフト指名選手
1位山田 哲人履正社高内野手
2位七條 祐樹伯和ビクトリーズ投手
3位西田 明央北照高捕手
4位又野 知弥北照高投手
5位久古 健太郎日本製紙石巻投手
6位川崎 成晃熊本Gラークス外野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:00│ │巨人 | ヤクルト
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