ドラフト会議情報局 2020高校生ドラフト候補 2020大学生ドラフト候補 2020社会人ドラフト候補
2020ドラフト指名予想 スカウト評価 12球団ドラフト情報まとめ ホームにもどる

高校野球の名門・横浜高校のパワハラ問題

2019年12月23日

12/23、日刊ゲンダイ27面「小倉清一郎の鬼の秘伝書」より
DeNAからポスティングでメジャー挑戦する筒香の移籍先がレイズに決まった。2年総額13億円超というから、まずまずではないか。もともと「金銭面より出場機会を優先したい」としていた。左翼、三塁、一塁、DHとポジションが定まらなそうだが、守備はそこそこできる。

レイズ首脳陣に期待されているのは打撃。特に長打力だ。1年目は打率2割7分、15~20本塁打くらいとみる。メジャーの野球に慣れた2年目を伸ばし、3年目以降に大型契約を勝ち取りたいところだ。

2019年もあと少し。昨年ごろからスポーツ界を騒がせているパワハラ問題が、今年も引き続き騒がれた年だった。私の古巣・横浜高も揺れた。金子部長が暴言を吐き、平田監督が生徒の首のあたりをつかんだことが表面化。2人とも9月の終わりに解任された。

今年、指導したチームでこんなことがあった。週末、昼食の後に練習を再開。しばらく経ったころ、ノコノコ選手がやって来た。聞けば「昼飯の後に昼寝をしてしまい、遅刻しました」と言うではないか。昔の私なら、ブン殴っているケースだ。

が、今は言葉で諭さなければならない。かといって何も罰則がないのでは他の部員に示しがつかない。結果、「3、4日練習から外して、反省したら練習に戻してやろう」ということになった。はっきり言って大甘である。こんな時、どうやって怒ればいいのか。どんなペナルティーを科せばいいのか。全国の指導者が悩んでいる。

何があろうと手を出すのは良くない。が、口頭で注意することまで「言葉の暴力」と全否定してしまう風潮に私は反対である。横浜の指導をしているころ、私は選手によくこんな話をした。

「いいか。夏の(地方)大会で横浜スタジアムに3万人の観客が入るとする。そのうち2万人が横高を応援してくれるとして、残りの1万人は相手の応援。つまりヤジだ。相手のヤジの方が強烈に聞こえるもんだ。俺の怒声にビビってるヤツが、どうして1万人にヤジられる中で平常心でプレーできる? 俺は意味があって怒っている。これも練習のうちなんだ」

これが甲子園になれば、2万人以上のヤジを浴びることもザラ。免疫がなければ浮足立ってしまい、まともなプレーなどできないだろう。「怒られるのも練習のうち」は古い考えなのだろうか。

最近、高校生にいい捕手や遊撃手が少ない。高校野球全体のレベル低下が原因だが、メンタル面も格段に弱くなっている。これは今の選手が怒られなくなったこと、指導者が怒れなくなったことと決して無関係ではない。



上の記事は「松坂大輔の育ての親」として有名な小倉清一郎氏が書いたものです。下は同氏が横浜高の野球部部長に就任した1994年から退任するまで、同校からドラフト指名された選手。(大学・社会人経由も含む)

選手名指名年度とプロ入り後の成績
紀田 彰一1994横浜1位
斉藤 宜之1994巨人4位
多村 仁1994横浜4位
横山 道哉1995横浜3位
幕田 賢治1996中日3位
中野 栄一1996中日4位
高橋 光信1997中日6位
白坂 勝史1997中日7位
松坂 大輔1998西武1位
矢野 英司1998横浜2位
部坂 俊之1998阪神4位
小池 正晃1998横浜6位
丹波 幹雄1998ヤクルト8位
阿部 真宏2000近鉄4位
後藤 武敏2002西武自由枠
成瀬 善久2003ロッテ6巡目
小山 良男2004中日8巡目
涌井 秀章2004西武1巡目
石川 雄洋2004横浜6巡目
松井 光介2005(大・社)ヤクルト3巡目
佐藤 賢治2006(高校)ロッテ2巡目
福田 永将2006(高校)中日3巡目
円谷 英俊2006(大・社)巨人4巡目
高浜 卓也2007(高校)阪神1巡目
土屋 健二2008日本ハム4位
筒香 嘉智2009横浜1位
荒波 翔2010横浜3位
近藤 健介2011日本ハム4位
乙坂 智2011横浜5位
下水流 昂2012広島4位
田原 啓吾2012(育成)巨人1位
倉本 寿彦2014DeNA3位
浅間 大基2014日本ハム3位
高浜 祐仁2014日本ハム7位


神奈川県の高校からドラフト指名された選手一覧はこちら


draftkaigi at 07:03│ │高校 
ドラフトニュース検索