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ヤクルト、石井一久ドラフト一本釣りの内幕

2020年01月22日

1/21、夕刊フジ26面「元ヤクルトチーフスカウト島原公二のトリ物帖」より

1991ヤクルトドラフト1位 石井一久
東京学館浦安高・投手

九州で3年間スカウトを務めた後、担当が関東地区に替わった1991年。テレビ朝日「ニュースステーション」のスポーツコーナーで、ザ・スカウトと題した私の特集が組まれました。キャスターはヤクルトで同僚だった栗山英樹(現日ハム監督)。「島原さんも選手時代は苦労されている方なので」と紹介してくれました。

家での仕事風景など密着取材を受けたのですが、当時マークしていたのが東京学館浦安高・石井一久投手(1991ヤクルト1位)です。甲子園に出場経験はなく、3年夏の千葉大会も5回戦で敗れましたが、私は早い段階から目をつけていました。

一久も当時の石岡康三投手コーチの親戚ということもあり、ヤクルトに入りたがっていました。「遠くに行きたくない。九州も北海道も嫌だし、アメリカにも行きたくない」と言っていたくらいで、よほど近くのチームがよかったのでしょう。

無事に単独指名が決まり、私が一久の家に「交渉権を獲得しました」と電話を入れたシーンを後からテレビで見ると、ちょっと涙ぐんでいました。やはり思い入れがあり、こみ上げるものがあったのでしょう。

一久を千葉に見に行った際の忘れられないエピソードがあります。スカウト部長も務めた先輩の塚本スカウトが「この子、何か事故しているな」と言い始めました。「なんですか、それ?」と驚いて聞き返すと「走り方がおかしい」と。

そこでご両親と会った時に聞くと、小さいときに轢かれたことがあると打ち明けられました。塚本さんにはいろいろなことを教えてもらいましたが、このときも眼力に本当に驚かされました。

プロに入ったばかりの頃は、「引退後はパン屋さんやケーキ屋さんになりたい」と話していた一久ですが、今や楽天のGM。FAでの選手獲得やトレードなどで、思い切ったチーム作りをしています。三木谷オーナーから信頼も厚く、これほどすごい仕事ができるとは、夢にも思いませんでした。



下は1991ドラフト会議でヤクルトが指名した選手です。石井一久は1位指名入団。プロでの成績はこちら

ヤクルトの1991ドラフト指名選手
1位石井 一久東京学館浦安高投手
2位西岡 洋大阪ガス投手
3位増田 政行国士舘大投手
4位津川 力明徳義塾高内野手
5位高梨 利洋札幌第一高外野手
6位鮫島 秀旗日生学園第二高捕手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:00│ │ヤクルト 
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