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高橋由伸ドラフト争奪戦で巨人に敗れたヤクルト

2020年01月29日

1/29、夕刊フジ31面「元ヤクルトチーフスカウト島原公二のトリ物帖」より

1997巨人ドラフト1位 高橋由伸
慶応大・外野手・22歳

ヤクルトは1997年の夏場までは、慶大・高橋由伸外野手(1997巨人1位)の逆指名を取りつけられるという感触を得ていました。高橋自身がヤクルト入りを望んでいたと聞いていました。担当スカウトは慶大OB。スタートの時点で、かなり有利に話を進めていました。

ところがドラフトが近づくにつれて、段々雲行きが怪しくなります。私も東京六大学秋のリーグ戦の時は神宮球場に出向いて、両親や身近な人は来ていないかと常にアンテナを張り巡らせました。高橋を引き寄せるための糸口を、なんとか見つけたかったのです。

親会社からも協力を受け、93年に逆指名制度が導入されて以来、最も熱心に動きました。使えるものは何でも使うという心意気で、総力戦の様相でした。

最後は巨人、西武と3球団に絞られ、土壇場でひっくり返り高橋は巨人を逆指名。これには家族の意向もかなり強く動いたという話です。巨人の提示した条件面は諸説、飛び交っていますし、何が本当かはわかりません。最後まで諦めず熱心なスカウト活動をしていた、巨人に及ばなかったということでしょう。

高橋はプロではタイトルに手は届きませんでしたが、打撃、守備、走力の3拍子がそろい、全てにおいてレベルが高かった。もしもヤクルトに入っていたら、層が厚くなり、しばらくの間は、かなり強いチームになっていたはずです。

もちろん、高橋を獲り逃したヤクルトのショックは大きかった。そして慌てました。獲れるものだと想定して動いていたので、他の1位候補へのスカウト活動は、後手に回ってしまいました。

急きょ平安高の左腕・川口知哉投手に狙いを切り替えたものの、ドラフト会議では横浜、オリックス、近鉄と競合。野村克也監督がクジを外し、敦賀気比高の三上真司投手を外れ1位で指名しました。続く2位指名で、前代未聞の大事件が起こります。



下は1997ドラフトで巨人が指名した選手です。1位指名入団・高橋由伸のプロでの成績はこちら

巨人の1997ドラフト指名選手
1位高橋 由伸慶応大外野手
2位川中 基嗣日本通運内野手
3位山田 真介上宮高投手
4位小田 幸平三菱重工神戸捕手
5位田中 健太郎松商学園高投手
6位中村 善之新日鉄八幡投手
7位吉村 将生東海大四高内野手
8位平松 一宏JR西日本投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 11:30│ │巨人 | ヤクルト
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