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青木宣親(ヤクルト)、ドラフト4巡目指名の舞台裏

2020年02月29日

2/28、夕刊フジ26面「元ヤクルトチーフスカウト鳥原公二のトリ物帖」より 

2003ヤクルトドラフト4巡目 青木宣親
早稲田大・外野手・21歳

2003年にドラフト4巡目で獲得した早大の青木宣親外野手(2003ヤクルト4巡目)は、当初は西武が熱心でした。西武は堤義明オーナーが早大出身だったのですが、当時は母校の選手が全くいなかった。そこで青木獲りに動いたと聞いています。

その年の早大からは野手4人がドラフトで指名されました。評価は鳥谷敬内野手(2003阪神自由枠)が飛び抜けていて、話題性もあった。青木もいい打者でしたが、そこまで目立ってはいませんでした。4巡目に入るまでに西武から声はかからず。ウェーバー順で先に指名権があり、ヤクルトが手を挙げました。

私たちスカウトにとって、ドラフトは4巡目以降が勝負です。どれだけ遊び心で選手が取れるか、腕の見せどころ。「この選手は化けるんじゃないか」と思い切った指名をすることができます。

ただ、チームが弱くなると余裕がなくなり、遊び心のある指名ができなくなるもの。前年度最下位にでもなったら、すぐ使えそうな選手ばかりそろえないといけないムードになってしまいます。

ちなみに、この年に私が担当したのは遊び心が許されない自由枠。八戸大・川島亮投手(2003ヤクルト自由枠)でした。実は先にロッテの逆指名で決まりかけていたのですが、5月に右肩を故障。フォームもおかしくなり、投げられなくなってきた。すると、ロッテが手を引いてくれたのです。

だんだん状態が戻ってきたのを確認した私は、スカウト部長とも連れだって何度も見てもらいました。ところが「八戸大の監督に行きますと電話していいですか?」と聞いても、なかなかOKを出してくれません。たまりかねて夏場のある試合後、仙台駅で部長が切符を買っている間に電話をしてしまいました。

川島は1年目から10勝で新人王を獲得。翌年は青木が202安打を打ち新人王。02年の石川雅規投手から4年で3度の受賞となり、球団上層部から「なんでこんなに新人王が毎年獲れるんだ?。すごいよ、ありがとう」と褒められました。



下は2003ドラフトでヤクルトが指名した選手です。青木宣親は4巡目指名入団。プロでの成績はこちら

ヤクルトの2003ドラフト指名選手
自由枠川島 亮八戸大投手
自由枠(行使せず)
1巡目(指名権なし)
2巡目山田 裕司小松市立高投手
3巡目(指名権なし)
4巡目青木 宣親早稲田大外野手
5巡目吉田 幸央城郷高投手
6巡目佐藤 賢明治大投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:02│ │ヤクルト 
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