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ドラフト候補の視察でスカウトが見るポイント

2020年03月21日

サンスポwebsiteより (source)
早大の左腕・早川隆久東海大・山崎伊織小河賢人の両右腕、日体大の右腕・森博人慶大の右腕・木沢尚文左腕・佐藤宏樹投手ら、直球の最速150キロ以上の球の力で押す豪腕投手が今秋のドラフト上位候補に推されている。

「年明けからここまで見た中では、木沢、森は24人に入ってくるでしょう」とヤクルト・橿渕スカウトグループデスク。その橿渕デスクは、新型コロナウイルス感染阻止のために選抜高校野球大会や社会人野球東京大会が中止になり、大学野球の紅白戦視察にも動いている。

大学のオープン戦自粛が増え、春のリーグ戦開幕も遅れる見込みで、より実戦的な投球を見る機会は貴重だ。だが、それ以外にも紅白戦を視察する理由はある。練習への取り組み方や、プロのキャンプに入ってやり抜けるのか、という面を見ることもできるからだ。

かつてフェアグラウンド内、つまり打撃、走塁、守備以外で熱い視線を浴び、ドラフト指名された選手がいる。駒大・江越大河外野手(2014阪神3位)日大・京田陽太内野手(2016中日2位)だ。

「ベンチ前から守備位置に走っていく姿を見るだけで、期待感が高まる」。スカウトの目を総合すると、こういう表現になる。野球選手というより「アスリート像」という感じの評価だ。

もちろん、この瞬間だけを言っているのではない。普段の練習を視察し、打つ、走る、投げる、捕ることに対して、誠実に練習に向き合う姿勢があってこそ、それが試合につながるもの。将来、チームの中心へと育つ存在となっていくのだ。

2015年から5年連続で指名選手が出ている花咲徳栄高・岩井隆監督は、こう説いていた。「スカウトが練習を見に来るのは、人間的な部分、好不調時はどういう状態か、精神的なぶれはあるのか。そうしたものが普段の練習に現れるからだ」

リーグ戦がなくてもスカウト陣の視察・データ収集に休みはない。昨秋に続き「売り手市場」といわれる今年のシーズンは、肉体的、技術的な要素はもちろんだが、例年以上に素材と、普段の姿勢が反映される日々の練習が問われることになる。



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