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高田琢登(静岡商)に11球団注目、オリックス評価

2020年04月11日

テレビ静岡websiteより (source)

高田 琢登 (静岡商高・投手)
177cm・左投左打・動画

4月1日。「1ヵ月ぶりだな。どういう形になるかわからないが夏はノーシードからスタート。3年生は最後の夏になる…」(静岡商業・高田晋松監督)

新型コロナウイルスの影響で制限されていた部活動が一時再開へ。感染症対策を徹底したうえで、14年ぶり夏の聖地を目指す戦いをスタートさせた名門・静岡商業。

その中心に、特別な思いを抱く選手がいました。最速148キロ、プロ11球団が注目するエース、高田琢登選手(動画)。中学時代は日本代表にも選ばれ、早稲田実業や東海大相模など全国の強豪から声がかかりましたが・・・父が監督を務める静岡商業の門をたたきました。

「多少迷ったところはあるが、お父さんと甲子園に行きたいと思ったので静岡商業を選んだ」(高田琢登選手)。
しかし…高校2年生からエースナンバーを背負いながらも結果を残せず。夏も春も、あと一歩で甲子園切符をつかめずにいました。

「全部自分の責任で負けた試合だったので、その印象が残ったまま引退するのは嫌なので…」(高田選手)。
このまま終わるわけにはいかない…高田に変化があったのは、今年の冬でした。

「スピード出すためにどうしたらいい?トレーニングしようよ、食事とろうよ。勝てるためにどうしたらいいか?変化球を勉強しようよ。道筋がこの冬で明確になったと思う。『甲子園+150キロ=ドラフト1位』みたいな感じ。この冬にできたなんとなくの方程式」(父・高田晋松監督)


彼自身の中で、明確になった目標。「県の歴代最速の小沢怜史さんの152キロを超えようと思っている。その球速を超えて甲子園に出られたらと思っている。ドラフト1位でプロに入りたい」(高田選手)

プロへの決意を胸に、まずは体を見直しました。苦手な筋トレに取り組み、180キログラムだったスクワットは今では230キログラムに。さらに、食トレにも励み、この冬だけで5キログラムの増量に成功すると…先日の実戦では140キロ台を常に計測するなど成果は数字にも表れてきました。

新型コロナウィルスの影響で春の大会は中止となり、最終学年を迎えた高田選手にとって自身の成長を試す機会は減ってしまいましたが、プロのスカウトは…

▼オリックス・牧田勝吾スカウト
「腕をしっかり振った、まっすぐの質を評価している。見るに越したことはないが、実際ブルペンも見たし、他球団も視察は済んでいる。そこまでドラフトに影響ない。今年の夏はこういうピッチングをするんだというイメージをして時間を費やせば、高田らしいパフォーマンスを期待できるはず」


高田選手にとって最後の夏が、勝負の夏に。その時まで、今は努力を重ねるのみです。「夏の大会にどれだけ思いをぶつけられるかが大事。甲子園に出ることが1番アピールの場になるので、今年の夏、いい結果で終われるようにしたい」(高田選手)

父と目指す甲子園、夢のプロへの挑戦をかけた戦いは始まっています。



高田君のピッチング動画はこちら


draftkaigi at 07:00│ │オリックス 
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