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藤浪コロナ騒動で露呈、阪神とタニマチの内幕

2020年04月23日

4/23、日刊ゲンダイ31面「阪神とタニマチの内幕」より

1968阪神ドラフト1位 田淵幸一
法政大・捕手

巨人に次ぐ人気を得た阪神の選手は、観客があふれる甲子園の歴史の中で生きてきた。一方、山内一弘の所属するパ・リーグの大毎、いや、ほとんどの球団の選手は、閑古鳥が鳴くスタンドを見てはため息をついた。

「だからさ、阪神に来た時に見た甲子園球場の超満員のスタンド、熱烈なファンの、熱狂的な応援に『そら、タニマチも選手を連れ歩きたくなるわな』と思い知った」と山内は言った。

しかし、単なる道楽や虚栄心で選手を連れ回す連中ばかりではない。というか、むしろ商売や利権のために選手を利用しようとするヤカラの方が圧倒的に多い。

東京六大学の華・田淵幸一(1968阪神1位)が阪神に入団するや否や、甲子園に住むある歯科医が彼に擦り寄ってきた。「スポーツ選手は健康な歯を維持せにゃあダメ。ましてキミは4番打者だ。バットを振るときには歯をものすごく噛みしめるだろ? だから1週間に1度、いや、毎日でも構わないから歯を見せに来なさい」と言い、時には自身が球場へ足を運んだ。

時の球団社長(阪神電鉄本社専務)の小津正次郎におべっかを使っていたから、まさに我が物顔、顔パスで球場に入ってきた。まるで田淵のタニマチ気取り。選手のロッカールームにさえズカズカと入っていった。実際、田淵の歯をよくチェックした。ついでに他選手の歯をみることもあった。

田淵はその都度、治療費を払おうとしたが、「おカネ? いらない、いらない。いいんだって」と、受け取ろうとはしなかった。歯科医の顔には「私はあなたのタニマチだから」と書いてあった。

時は流れて、1978年、田淵が西武へ放出された。すると先の歯科医から田淵宅に請求書が送られてきた。それまでの歯の治療費〇〇万円を頂戴したい。「だからその都度、カネを払おうとしたんじゃないか。それがトレードされたら、はい、請求書だって? バカにするなよだよ」

――で、その請求書は破ったの?
「そんなもん、すぐ送金したさ。すぐ、すぐに」。



下は1968ドラフトで阪神が指名した選手です。田淵幸一は1位指名入団。プロでの成績はこちら

阪神の1968ドラフト指名選手
1位田淵 幸一法政大捕手
2位植木 一智竜谷大投手
3位猪狩 志郎佼成学園高投手
4位小島 健郎近畿大投手
5位楠橋 高幸今治西高内野手
6位太田 進日産自動車外野手
7位幡野 正秋三協精機内野手
8位長崎 慶一北陽高外野手
プロ入り後の成績



draftkaigi at 07:29│ │阪神 
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