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スカウトの逆襲、スマホを使ったドラフト勉強会

2020年05月04日

5/4、日刊ゲンダイ27面「スカウトの逆襲」より
2、3日前のこと。自宅でビールを飲みながら寅さんの映画を見ていたら、スマホが鳴った。部長からだ。

「まさか、明るいうちから酒食らってるわけじゃねーだろうな」。なんで、分かったんだろう。シドロモドロになりながらボリュームを落としたら、追い打ちをかけてきた。 「おまえが自宅でおとなしくしてろって言われたら、テレビ見ながらビールを飲むくらいしかやることもないだろうからな」

よく言うよ。ゴルフ場どころか不要不急の外出も禁止。これじゃ、オレでなくたって暇をもてあまして当然だ。 「そんなことだろうと思って、LINEで勉強会を始めることにした。オレたちスカウトのグループLINEがあるだろ。あれを使った反省会みたいなもんさ」

反省会? 昨年の新人がどうかはまったく分からないし、いったい、いつの何を反省しろというのか。

「例えば、ダルとかマー君とか大谷とか、誰が見てもいいと評価した選手は高校時代、他のドラフト候補と比べて何が優れていたのか。球速か奪三振率か被安打率か与四球率か。逆にソフトバンクの千賀とかオリックスの山本由伸とか、他球団がほとんどノーマークだった選手は高校時代に何が優れていたのか。そんなことをスカウトで討論しようってことだ」

千賀は育成、山本由伸はドラフト4位だ。秀逸な部分があれば、ウチも含めた他球団も目を付けたはず。評価すべきところが少なかった、あったとしても気付かなかったから育成や4位まで残っていたわけで……。

「だからこそ反省するんじゃねーか。指導者や環境に恵まれたとか、プロ入り後に素質が開花する要素はいくつかあるかもしれない。けど、オレたちが探すのはそういうことじゃない。プロで大成するヤツには、もともと磨けば光るものをもっているはずなんだ。例えば体形がいいとか、球が飛び抜けて速いとか、フォームが秀逸とか、当時はケガで満足いく投球ができなかったとか、人より努力する姿勢とか……。当時を振り返ったり、他球団のスカウトに聞いたりすることによって、そういった何か、磨けば光る素材を探し出せれば、次につながるだろう」

部長はこう言うと、グループLINEで会議をやる日時を指定して電話を切った。部長と話しているうちに寅さんも終わっちゃったことだし、会議に向けた準備でもしようと思ったね。

(プロ野球覆面スカウト)



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