中日・ロッテ・広島スカウト「甲子園中止で頭痛い」
2020年05月21日
5/21、中日スポーツ4面より
夏の甲子園の中止が20日に正式に決まったことで、プロ野球のスカウトも頭を痛めている。
センバツに続いて夏の甲子園も中止。高校生のプレーは昨秋からほとんど見ていないという中日の米村明チーフスカウトは「成長過程の高校生は、いろんなことを調査しないといけない。秋はこうだったが、どう成長したかはその1つ。それが、どこまでできるか分からない」と漏らした。
昨年からドラフト上位候補と位置付けている選手はともかく、伸びしろに期待して指名したいような素材型の選手を見落とす危険もある。「見に行ったときに力を発揮できない子もいる。もう1回見に来ようということができるのか…。ほかの球団が良いときを見た場合、評価の差は大きくなる」と米村チーフは難しさを語る。
甲子園大会は、各地区スカウトからの推薦選手を比較するクロスチェックの場でもあった。ロッテの永野吉成スカウト部長は「自分のところの選手が、ほかの地区の同じポジションの選手と比べて、どれだけかがわかる」と説明する。
例年は、多くの球団が夏の甲子園大会中に高校生の候補リストを完成させてきたが、今年は難しい。来年のドラフトにも影響するというのは、大ベテランの広島の苑田聡彦スカウト統括部長だ。「毎年1月の会議で候補選手をリストアップするが、来年は高校生が減ると思う」
担当スカウトは今年のドラフト候補となる3年生だけでなく1、2年生もチェックしている。視察する試合が減った場合は手が回らなくなることも予想される。
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夏の甲子園の中止が20日に正式に決まったことで、プロ野球のスカウトも頭を痛めている。
センバツに続いて夏の甲子園も中止。高校生のプレーは昨秋からほとんど見ていないという中日の米村明チーフスカウトは「成長過程の高校生は、いろんなことを調査しないといけない。秋はこうだったが、どう成長したかはその1つ。それが、どこまでできるか分からない」と漏らした。
昨年からドラフト上位候補と位置付けている選手はともかく、伸びしろに期待して指名したいような素材型の選手を見落とす危険もある。「見に行ったときに力を発揮できない子もいる。もう1回見に来ようということができるのか…。ほかの球団が良いときを見た場合、評価の差は大きくなる」と米村チーフは難しさを語る。
甲子園大会は、各地区スカウトからの推薦選手を比較するクロスチェックの場でもあった。ロッテの永野吉成スカウト部長は「自分のところの選手が、ほかの地区の同じポジションの選手と比べて、どれだけかがわかる」と説明する。
例年は、多くの球団が夏の甲子園大会中に高校生の候補リストを完成させてきたが、今年は難しい。来年のドラフトにも影響するというのは、大ベテランの広島の苑田聡彦スカウト統括部長だ。「毎年1月の会議で候補選手をリストアップするが、来年は高校生が減ると思う」
担当スカウトは今年のドラフト候補となる3年生だけでなく1、2年生もチェックしている。視察する試合が減った場合は手が回らなくなることも予想される。
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