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戸田懐生(四国IL徳島)、ドラフト指名を待つ

2020年05月22日

5/22、スポニチwebsiteより (source)

戸田懐生(徳島インディゴソックス・投手)
170cm・右投右打・動画

独立リーグも新型コロナウイルスの影響で開幕は延期となっている中、今年ドラフト会議(11月5日)での指名を目指しトレーニングに励む選手がいる。四国アイランドリーグplusの徳島に所属する最速148キロ右腕、戸田懐生投手(動画)の「今」を取材した。

海を望む砂浜が戸田の練習場所だ。午前中にランニングで足腰を鍛え、キャッチボールをこなす。給料はシーズン中のみ支払われるため、午後5時から午後9時までフィットネスクラブでトレーナーのアルバイトをして生活費を稼ぐ。「業務後に筋トレさせてもらって、一石二鳥です」と逆境も成長の糧としている。

東海大菅生2年の17年、夏の甲子園の3回戦で青森山田相手に9回1失点の完投。チームはベスト4に進んだ。しかし、2年秋から肘の故障で野球をやめ高校を退学。通信制高校に進んだ。それでも肘の痛みが消えた昨年6月。東海大菅生時代の顧問に相談し、徳島を紹介されたことが転機となった。

徳島は7年連続NPBに選手を輩出している名門。リーグの後期戦から加入した戸田は守護神を務め、19回1/3で21三振を奪い自責点0。同年の独立リーグ日本一に貢献し、プロのスカウトの目にも留まった。今年は戸田のドラフト指名解禁年。「(今は)スカウトに見られていることを感じる」と話した。

今年は先発に転向。投球フォームも一度上げた左足を止めてから勢いをつける「2段モーション」を採用し、最速148キロの速球の球威とともにリリースも安定した。

2月の韓国の高校相手には8者連続三振を記録。同26日の西武2軍との試合では2回2失点ながら「プロ(NPB)の打者は空振りの確率は低い。直球の回転数やスピードをより磨きたい」と目指す方向性は明確になった。

5月11日にチームは全体練習を再開した。「もし、コロナがなければ・・・と思うことはあるが、プロへの道を切り開くために一球一球に思いを込めている。今年が最後の挑戦です」。6月中旬以降の開幕、そしてドラフト指名を見据え、右腕は強度を上げていく。



戸田君のピッチング動画はこちら


draftkaigi at 06:50│ │独立リーグ 
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