ドラフト会議情報局 2024高校生ドラフト候補 2024大学生ドラフト候補 2024社会人ドラフト候補
2024ドラフト指名予想 スカウト評価 ドラフト候補の動画 ホームにもどる

ロッテドラ1・佐々木朗希、いきなり160キロマーク

2020年05月27日

5/27、スポーツニッポン5面より

2019ロッテドラフト1位 佐々木朗希
大船渡高・投手・動画

ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(動画)が26日、ZOZOマリンで初の実戦形式となるシート打撃に登板し、プロ入り後初の160キロを計測した。打者3人と対戦し、先頭の菅野剛士外野手に一発を浴びたものの、その後は連続三振を奪った。

チームは30、31日に紅白戦を予定。最速163キロを誇る「令和の怪物」が実戦デビューを果たし、開幕1軍を目指す。  

令和の怪物にとって、驚く数字ではないのかもしれない。本拠地のプレスルームで行ったオンライン会見。160キロを計測したというのに、佐々木朗に興奮した様子はない。「打者3人だったので実際に試合で投げるより(球速の)アベレージは上がるけど、指に掛かっていい球が行っていたと思います」

日本球界最速165キロを誇る大谷(現エンゼルス)でさえ、プロで初めて160キロを計測したのは2年目の公式戦。しかも、佐々木朗は実戦デビュー前のシート打撃である。

先頭・菅野には2ボール1ストライクから157キロを右中間席へ運ばれた。打球が上がった瞬間「捕ってくれ」と願った。「カウントを悪くしてしまった」と反省もしたが、これで闘争心に火が付いた。

1年目から遊撃のレギュラーを張る3年目の藤岡への初球、うなるような直球をド真ん中に投げ、見逃しでストライクを奪った。佐々木朗自身も「正面にスピードガンがあって目にした」と160の数字に気づいた。「今まで対戦した打者の中でおそらく一番レベルが高い。気持ちが入ったし、ホームランを打たれてさらに集中力が増した」。

大船渡時代の昨年7月21日、岩手大会4回戦・盛岡四戦以来310日ぶりの大台。143キロの高速フォークで空振り、最後は再び160キロを外角へ投じ、バットに空を斬らせた。圧巻の3球三振。3月24日のフリー打撃で一発を許した福田光も155キロで空振り三振を奪った。全11球中8球が直球で、平均球速も157・5キロと驚異的だ。

新型コロナウイルスで練習自粛中には、少年少女らのために動画でストレッチ指導も行った。心優しき18歳だが、負けず嫌いでもある。岩手から参加した公立校出身の右腕が自己最速163キロを計測したのも、甲子園経験者が並んだ昨年の高校日本代表1次合宿でのこと。反骨心だった。

実戦デビューも見えた。30、31日に紅白戦を予定。吉井投手コーチは「(体調に)問題なければ投げてもらいたい」と明かし、6月2日以降の練習試合で対外試合デビューも果たす。開幕は6月19日に決まり、佐々木朗は「結果を出さないと残れない。課題をクリアして1軍に残れるようにしたい」と誓った。



下は2019ドラフトでロッテが指名した選手です。1位指名・佐々木君のスカウト評はこちら

ロッテの2019ドラフト指名選手
1位佐々木 朗希 大船渡高投手
2位佐藤 都志也 東洋大捕手
3位高部 瑛斗 国士舘大外野手
4位横山 陸人 専大松戸高投手
5位福田 光輝法政大内野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:00│ │ロッテ 
ドラフトニュース検索