ロッテドラ1・佐々木朗希、いきなり160キロマーク
2020年05月27日
5/27、スポーツニッポン5面より
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(動画)が26日、ZOZOマリンで初の実戦形式となるシート打撃に登板し、プロ入り後初の160キロを計測した。打者3人と対戦し、先頭の菅野剛士外野手に一発を浴びたものの、その後は連続三振を奪った。
チームは30、31日に紅白戦を予定。最速163キロを誇る「令和の怪物」が実戦デビューを果たし、開幕1軍を目指す。
令和の怪物にとって、驚く数字ではないのかもしれない。本拠地のプレスルームで行ったオンライン会見。160キロを計測したというのに、佐々木朗に興奮した様子はない。「打者3人だったので実際に試合で投げるより(球速の)アベレージは上がるけど、指に掛かっていい球が行っていたと思います」
日本球界最速165キロを誇る大谷(現エンゼルス)でさえ、プロで初めて160キロを計測したのは2年目の公式戦。しかも、佐々木朗は実戦デビュー前のシート打撃である。
先頭・菅野には2ボール1ストライクから157キロを右中間席へ運ばれた。打球が上がった瞬間「捕ってくれ」と願った。「カウントを悪くしてしまった」と反省もしたが、これで闘争心に火が付いた。
1年目から遊撃のレギュラーを張る3年目の藤岡への初球、うなるような直球をド真ん中に投げ、見逃しでストライクを奪った。佐々木朗自身も「正面にスピードガンがあって目にした」と160の数字に気づいた。「今まで対戦した打者の中でおそらく一番レベルが高い。気持ちが入ったし、ホームランを打たれてさらに集中力が増した」。
大船渡時代の昨年7月21日、岩手大会4回戦・盛岡四戦以来310日ぶりの大台。143キロの高速フォークで空振り、最後は再び160キロを外角へ投じ、バットに空を斬らせた。圧巻の3球三振。3月24日のフリー打撃で一発を許した福田光も155キロで空振り三振を奪った。全11球中8球が直球で、平均球速も157・5キロと驚異的だ。
新型コロナウイルスで練習自粛中には、少年少女らのために動画でストレッチ指導も行った。心優しき18歳だが、負けず嫌いでもある。岩手から参加した公立校出身の右腕が自己最速163キロを計測したのも、甲子園経験者が並んだ昨年の高校日本代表1次合宿でのこと。反骨心だった。
実戦デビューも見えた。30、31日に紅白戦を予定。吉井投手コーチは「(体調に)問題なければ投げてもらいたい」と明かし、6月2日以降の練習試合で対外試合デビューも果たす。開幕は6月19日に決まり、佐々木朗は「結果を出さないと残れない。課題をクリアして1軍に残れるようにしたい」と誓った。
下は2019ドラフトでロッテが指名した選手です。1位指名・佐々木君のスカウト評はこちら
2019ロッテドラフト1位 佐々木朗希 大船渡高・投手・動画 |
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(動画)が26日、ZOZOマリンで初の実戦形式となるシート打撃に登板し、プロ入り後初の160キロを計測した。打者3人と対戦し、先頭の菅野剛士外野手に一発を浴びたものの、その後は連続三振を奪った。
チームは30、31日に紅白戦を予定。最速163キロを誇る「令和の怪物」が実戦デビューを果たし、開幕1軍を目指す。
令和の怪物にとって、驚く数字ではないのかもしれない。本拠地のプレスルームで行ったオンライン会見。160キロを計測したというのに、佐々木朗に興奮した様子はない。「打者3人だったので実際に試合で投げるより(球速の)アベレージは上がるけど、指に掛かっていい球が行っていたと思います」
日本球界最速165キロを誇る大谷(現エンゼルス)でさえ、プロで初めて160キロを計測したのは2年目の公式戦。しかも、佐々木朗は実戦デビュー前のシート打撃である。
先頭・菅野には2ボール1ストライクから157キロを右中間席へ運ばれた。打球が上がった瞬間「捕ってくれ」と願った。「カウントを悪くしてしまった」と反省もしたが、これで闘争心に火が付いた。
1年目から遊撃のレギュラーを張る3年目の藤岡への初球、うなるような直球をド真ん中に投げ、見逃しでストライクを奪った。佐々木朗自身も「正面にスピードガンがあって目にした」と160の数字に気づいた。「今まで対戦した打者の中でおそらく一番レベルが高い。気持ちが入ったし、ホームランを打たれてさらに集中力が増した」。
大船渡時代の昨年7月21日、岩手大会4回戦・盛岡四戦以来310日ぶりの大台。143キロの高速フォークで空振り、最後は再び160キロを外角へ投じ、バットに空を斬らせた。圧巻の3球三振。3月24日のフリー打撃で一発を許した福田光も155キロで空振り三振を奪った。全11球中8球が直球で、平均球速も157・5キロと驚異的だ。
新型コロナウイルスで練習自粛中には、少年少女らのために動画でストレッチ指導も行った。心優しき18歳だが、負けず嫌いでもある。岩手から参加した公立校出身の右腕が自己最速163キロを計測したのも、甲子園経験者が並んだ昨年の高校日本代表1次合宿でのこと。反骨心だった。
実戦デビューも見えた。30、31日に紅白戦を予定。吉井投手コーチは「(体調に)問題なければ投げてもらいたい」と明かし、6月2日以降の練習試合で対外試合デビューも果たす。開幕は6月19日に決まり、佐々木朗は「結果を出さないと残れない。課題をクリアして1軍に残れるようにしたい」と誓った。
下は2019ドラフトでロッテが指名した選手です。1位指名・佐々木君のスカウト評はこちら
ロッテの2019ドラフト指名選手 | |||
1位 | 佐々木 朗希 | 大船渡高 | 投手 |
2位 | 佐藤 都志也 | 東洋大 | 捕手 |
3位 | 高部 瑛斗 | 国士舘大 | 外野手 |
4位 | 横山 陸人 | 専大松戸高 | 投手 |
5位 | 福田 光輝 | 法政大 | 内野手 |
★プロ入り後の成績★ |
draftkaigi at 07:00│
│ロッテ