高橋宏斗（中京大中京）に7球団、中日「えぐいね」
2020年06月21日
6/21、中日スポーツ7面より| 高橋宏斗（中京大中京高・投手） 184cm・右投右打・動画 |
まさに、圧巻の投球だった。春夏の公式戦中止と練習自粛のため、2020年最初の対外試合となった愛工大名電戦。中京大中京・高橋宏（動画）は昨秋の県大会決勝で対戦したライバル相手に150キロ超を連発し、MAXを3キロ更新する153キロをマークした。
「試合ができる喜びで、きょうは楽しみにしていた。センバツで155キロを投げることが目標だったので満足はしていない。まだ球速は上がる」。ライバル視する今秋ドラフト1位候補の明石商・中森の最速151キロを超えたが、高橋宏の目はさらに上を向いていた。
全31球で直球は18球。うち13球が150キロを超えた。特に7回は強打者の二村に対して、150キロ、152キロで追い込み、最後は自己最速となった153キロで空振りに仕留めて3球三振。カットボールが140キロを計測するなど、高校生離れした投球で3イニングを2安打無失点、3つの三振を奪った。
昨秋までのワインドアップからノーワインドアップに変更し、無四球と制球も安定していた。
練習公開日だった15日に進学の方針を公表したばかり。それでも7球団のスカウトが集まった。中日・近藤スカウトは「強烈。えぐいね。プロ志望届を出したら、間違いなく1位でしょう」と興奮気味に話した。
現時点で進学方針に変わりはないが、今後、夏季愛知県大会と甲子園交流試合の出来次第では心代わりがあるかもしれない。
（6月20日 練習試合 中京大中京 7―1 愛工大名電）
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│中日
