前川哲(BCリーグ新潟)、複数球団スカウト視察
2020年06月30日
日刊スポーツwebsiteより (source)
ドラフト候補が実力の一端を見せつけた。新潟アルビレックスBCのクローザー前川哲投手(動画)が8回表に登板。1安打1三振の無失点に抑え、今季最速の153キロを2度マークしNPB入りへアピールした。試合は群馬ダイヤモンドペガサスに2-3で敗れた。
右横手から繰り出す前川の直球が、捕手・斎藤優乃のミットに力強く収まる。「順調に仕上がっている」。手応えは数字に表れた。8回表2死、工藤陽平に投じた2球目の直球はスピードガン表示で153キロ。次の直球はボールだったが、連続で153キロをマーク。最後は工藤を空振り三振に仕留めてマウンドを降りた。
自己最速は昨季マークした154キロ。今季3試合目で最速に迫る数字を出した。2-3と追い上げムードでのマウンドには、清水章夫監督に「勢いをつける投球をしてこい」と言われ上がった。「自分もそのつもりだった」。ネット裏でNPB複数球団のスカウトが視察する中、力勝負でチームに活を入れた。
この日はスコアに関係なく最終の1回を投げる予定だった。今季2セーブ目を挙げた福島レッドホープス戦(24日)以来の登板。中4日の間に行われた2試合で出番はなかった。それでも「いつでも投げられる準備はしているので」と気にしていない。
昨季途中に先発から抑えに回り、上手から横手にフォームを改造。抑えとして本格的にコンディション作りをするのは6年目の今季が初めて。登板のない日でも試合後に10分の有酸素運動をするなど、体調維持は万全だ。
最速更新の自信はある。「でも、大切なのは試合に勝つこと。その結果として球速が上がればいい」。こだわりを勝利につなげることで真のアピールをする。
(6月29日 ルートインBCリーグ 群馬 3―2 新潟)
前川君のピッチング動画はこちら
前川哲(新潟アルビレックスBC・投手) 180cm・右投右打・動画 |
ドラフト候補が実力の一端を見せつけた。新潟アルビレックスBCのクローザー前川哲投手(動画)が8回表に登板。1安打1三振の無失点に抑え、今季最速の153キロを2度マークしNPB入りへアピールした。試合は群馬ダイヤモンドペガサスに2-3で敗れた。
右横手から繰り出す前川の直球が、捕手・斎藤優乃のミットに力強く収まる。「順調に仕上がっている」。手応えは数字に表れた。8回表2死、工藤陽平に投じた2球目の直球はスピードガン表示で153キロ。次の直球はボールだったが、連続で153キロをマーク。最後は工藤を空振り三振に仕留めてマウンドを降りた。
自己最速は昨季マークした154キロ。今季3試合目で最速に迫る数字を出した。2-3と追い上げムードでのマウンドには、清水章夫監督に「勢いをつける投球をしてこい」と言われ上がった。「自分もそのつもりだった」。ネット裏でNPB複数球団のスカウトが視察する中、力勝負でチームに活を入れた。
この日はスコアに関係なく最終の1回を投げる予定だった。今季2セーブ目を挙げた福島レッドホープス戦(24日)以来の登板。中4日の間に行われた2試合で出番はなかった。それでも「いつでも投げられる準備はしているので」と気にしていない。
昨季途中に先発から抑えに回り、上手から横手にフォームを改造。抑えとして本格的にコンディション作りをするのは6年目の今季が初めて。登板のない日でも試合後に10分の有酸素運動をするなど、体調維持は万全だ。
最速更新の自信はある。「でも、大切なのは試合に勝つこと。その結果として球速が上がればいい」。こだわりを勝利につなげることで真のアピールをする。
(6月29日 ルートインBCリーグ 群馬 3―2 新潟)
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