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2020ドラフト、巨人・ソフトBが育成選手乱獲か

2020年06月30日

6/30、日刊ゲンダイ24面より
「主に下位指名、育成指名候補の実力を見極める場になるでしょう」。8月末と9月頭に開催されるプロ野球と高野連による高校生対象の「合同練習会」(希望選手が多い場合は9月中旬に3回目の実施を検討)について、パ球団のスカウトがこう言った。

事実上の「プロテスト」といえるこの合同練習会は、コロナ禍により、春、夏の甲子園大会、地方大会が中止となり、プロにアピールする場がなくなった球児への「救済措置」として行われる。

プロ側のメリットは大きい。7~8月には、春のセンバツ出場校が参加する甲子園交流試合や、各都道府県による独自大会が行われるが、試合数は限られる。評価の見極めが難しい下位、育成候補をじかにチェックできる貴重な機会といえる。

球界OBは言う。

「例年、下位指名される高校生の中には、大学や社会人入りが決まっていたケースもある。プロ入りを諦めきれない選手に事前に指名を確約し、プロ入りへと心変わりさせるのです。今年は練習会がその契機になる。目をつけた選手を練習会に参加させ、その後、攻勢をかける球団も出てくるでしょう。

また、巨人やソフトバンクなど育成選手を多く抱える球団にとっては、育成選手の草刈り場になるかもしれません。特に巨人は、原監督が真っ先に練習会開催を提言した上に、全国の21人のOBと『OBスカウト』として契約した。彼らはルール上、アマ選手と直接交渉はできないが、彼らの情報網に引っかかった高校生を、練習会でチェックできる。3年後の2023年には、東京・稲城にファーム施設の建設を目指しており、今後は育成選手を増やしていく方針もあります」


救済を求めているのは高校生だけではない。アマ球界関係者が言う。

「プロは公式戦縮小、無観客開催で球団の収入が大幅に減る。本指名の人数が例年より少なくなり、買い手市場になるとの見方もある。年齢的に後がない大学、社会人、独立リーグの一部選手や指導者は安く買い叩かれることを覚悟し、育成でもいいから何とか指名してもらえないものか・・・と嘆いています」

プロ側も誰彼構わず指名することはないが、育成契約ならさほどリスクは大きくない(最低年俸240万円、支度金の標準額300万円、契約期間は原則3年間)。今秋ドラフトでは育成選手が大量指名されるかもしれない。



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