吉川貴大（大商大）、中日・広島・巨人が高評価
2020年07月14日
7/14、サンケイスポーツ5面より| 吉川貴大（大阪商業大・投手） 182cm・右投右打・動画 |
関西六大学野球の春季リーグ戦中止に伴う代替試合がスタート。MAX149キロ右腕の大商大のドラフト候補右腕・吉川貴大投手（動画）が、神院大戦戦に先発し、5回無失点で6―3の勝利に貢献した。
9球団14人のスカウトが視察する前で、雨の悪コンディションに負けず実力を発揮した。この日最速145キロの速球とカーブだけで、吉川が5回3安打、5三振を奪い、無四球ゼロ封だ。
スカウト業務も兼務する巨人・水野巡回コーチは「ストレートの力があるね」、中日・中田編成部アマスカウトアドバイザーは「アウトローに決まるし角度もある」と称賛し、広島・鞘師スカウトは「十分指名候補にあがる」と総じて高評価だった。
「しっかりゼロに抑えられてよかった。成果を出せる場はありがたい」
1学年上に昨年の中日2位・橋本、ヤクルト4位・大西のWエースがいたため、リーグ戦0勝で先発すらなかった右腕。3月のプロアマ交流戦で阪神を5回0封、オリックス完封と好スタートしたが、コロナ禍で4月から約2カ月間自主練習。やっと巡ってきた先発で快投を演じた。
しかし、プロ志望届提出については「考えていない。目の前の試合だけです」と慎重。毎年のようにプロへ選手を送り出している富山陽一監督も「届を出すのか、段階を踏むのか、本人の希望を聞いて決める」としており、決断が注目される存在だ。
（7月13日 関西六大学野球 大商大 6－3 神院大）
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