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阪神ドラフト1位のウワサ、佐藤有力も・・・

2020年09月04日

9/4、日刊ゲンダイ終面より

佐藤輝明(近畿大・三塁手)
186cm・右投左打・動画

虎が泡を食っているそうだ。先週8月28日に編成会議を行った巨人が、今秋ドラフト1位の筆頭候補に近大・佐藤輝明内野手(動画)をリストアップしたことを示唆。大塚淳弘球団副代表が、「1位は即戦力の野手。外れたら投手。次の野手はいかない。今年は投手も即戦力」と方針を示したのだ。

「今のうちに足りないのは投手と外野手。特にパワーヒッター」と説明。条件に合うのは、3年秋までにリーグ通算11本塁打を放ち、近大の先輩で巨人などで活躍した二岡(現巨人三軍監督)の13本塁打に迫る右投げ左打ちのスラッガー・佐藤である。

187センチ、94キロのプロ顔負けの体格ながら、50メートルを6秒で走る俊足を兼ね備える。抜群の身体能力が武器の大型三塁手だが、高校時代や大学1年時は外野を守っており、外野手としての評価が高い。走攻守三拍子揃ったプレースタイルで、同じ近大OBで阪神「糸井2世」やソフトバンク「柳田2世」の異名を持つ。

そんな野手ナンバーワン候補に関し、最も熱心に密着マークを続けていたのは阪神だった。関西の球界関係者がこう明かす。

「阪神の本拠地・甲子園球場がある兵庫・西宮出身。小学6年の時は阪神タイガースジュニアでプレーしています。コロナ禍で6月に2カ月半ぶりに練習を再開した時も、スカウト2人で阪神だけが視察した。今の阪神には、広い甲子園をものともしないスケールの大きい野手が一人もいない。公言はしなくても、1位はとっくに佐藤で決まっているともっぱらです」

阪神の外野陣は福留が43歳、糸井が39歳。高齢化が進み、世代交代が急務となっている。2日現在、チーム防御率はリーグ2位の3.47とまずまずなのに、打率は同5位の.242。貧打が原因で首位巨人に7.5ゲームの大差をつけられている。

その巨人は289得点、80本塁打がリーグトップと高い得点力を誇る。外野には丸、亀井、売り出し中の松原、重信がひしめき合い、ウィーラー、パーラといった助っ人勢も充実。年俸3億円の陽が二軍でくすぶる層の厚さだ。

ロクな野手がいない阪神と比べれば、タレントが豊富な巨人の外野陣は補強ポイントとは言えない布陣である。ここ数年、貧打に泣かされている阪神の方が「糸井2世」を必要としているのは間違いないだろう。前出の球界関係者が続ける。

「ただし、阪神のドラフト戦略はとにかくぶれまくる。巨人が先手を打ってきたことで、『巨人と競合するならやめておくか?』『無難に一本釣りできる選手にするか?』となりかねない球団。巨人はそんな阪神の体質を知っているから、揺さぶりというか、『うちが1位指名するんだから、佐藤から降りてくれ』という狙いで、あえてこの時期に明かしたのではないか。足元を見られた阪神からすれば、地元の佐藤のことは、相思相愛だと思い込んでいるフシがあった。しかも、巨人は投手を1位で指名すると思っていたようです。不意打ちのように“恋人”を指名すると言われてしまったようなもの。阪神はこれから議論を余儀なくされるだろうし、グラウンド内外で巨人にやられっ放しという印象です」

確かに阪神は近年、まるで巨人に歯が立たない。対戦成績は2018年が8勝16敗1分け、昨季が10勝15敗。今季もこれまで2勝8敗と一方的だ。07年を最後に昨季まで12年連続で勝ち越せておらず、「伝統の一戦」とは名ばかりの“主従関係”となっている。

にもかかわらず、阪神は現在2位で貯金1。巨人には負けても、他球団からせっせと白星を稼いでいるためだ。つまり、巨人だけを浮上させ、結果的に優勝に手を貸しているようなもの。グラウンドではもちろん、ドラフトでも相手にされていないのが実情だ。

さらにこのオフは両球団がFA戦線でも対決するかもしれない。関西出身の2人、国内FA権を持つ京都出身の中日・大野雄、兵庫出身のヤクルト・山田哲が、市場に出る可能性があるからだ。巨人が狙う大物2人の獲得に、お膝元の阪神が参戦すれば、モロかぶりする可能性は高い。

「大野雄も山田哲も阪神の地元・関西出身とはいえ、巨人と本気で取り合ったら、金銭面はもちろん、環境面など、どこを取っても阪神は巨人にかなわない。惨敗する可能性は高いでしょう」(別の球界関係者)

オフのストーブリーグは、ドラフト、FA戦線の番外2連戦。今季限りでの引退を表明した藤川球児は会見で、「辞めていくオレに負けているようじゃ巨人に勝てない」「頑張っているけど、巨人を倒すにはそれだけじゃ足りない」「誰がなんと言っても向かっていかなきゃいけない」と巨人に対するライバル意識を口にしたが、残念ながら今の阪神はグラウンドの中でも外でも、分が悪そうである。




佐藤君のスカウト評は
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draftkaigi at 16:10│ │阪神 
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