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伊藤大海(苫小牧駒大)、日ハム「12人の中に入る」

2020年10月13日

10/13、道新スポーツより (source)

伊藤大海(苫小牧駒大・投手) 
175cm・右投左打・動画

26日のプロ野球ドラフト会議へ、注目の2人の右腕が13日、大学生活最後の公式戦登板に臨んだ。北海道の大学NO・1を決める大学野球道地区王座決定戦。先発した苫駒大・伊藤大海(動画)は5回2失点10奪三振、星槎道都大・河村説人(動画)も7回2失点10奪三振。

高校卒業後、東都大学野球の強豪を中退して、道内の大学で成長を遂げた共通点を持つ2人が運命の日へ、決意を語った。試合は規定により3―3で引き分けとなった。

互いに引かないエース対決を終えると、2人のドラフト指名候補はマウンド付近で笑顔で記念写真に納まった。西武を除くNPB11球団から調査書が届いている最速156キロの伊藤は「(プロに)行けることが全て。どこでも何位でも。いい形で26日を待つばかり」と全てを天に任せる。

雨でぬかるんだマウンドでも剛球は健在だった。一回2死の場面で、この日最速の150キロをマークし、見逃し三振を奪うと、その後もツーシームやスライダーを駆使しながら毎回奪三振。二回に浴びたソロ本塁打と三回の失点シーンは変化球が甘く入ったものだった。

「(100点満点で)5点です。学生として投げる最後の試合で、子供っぽさが出てしまった」と、辛口評価が口を突いた。

駒大苫小牧高では2年春のセンバツ甲子園で完封勝利。3年時は甲子園には届かなかったが、当時東都2部の駒大へ進学。すぐに頭角を現し、春季リーグ戦に登板したが、1年秋に退学。苫駒大OBで駒大苫小牧高の茶木圭介部長が大滝敏之監督の教え子という縁もあり、翌年4月、苫駒大で再スタートを切った。

公式戦登板が解禁になった2年春。リーグ戦で優勝に貢献すると、大学野球選手権で同大を全国初勝利に導いた。さらに大学日本代表の守護神を任されるまでに成長。堂々のドラフト1位候補に上り詰めた。

「4年前に決断したときに考えていた姿に少しは近づけた。自分の中では想定通り」と、自らの決断は間違っていなかったと確信している。

互いに認める存在だ。河村の投球に2三振を喫した伊藤は「僕とはタイプが違って、淡々と丁寧に投げるタイプ。打席で凄味を感じた」と評価する。同じように東都の亜大を1年で退学し、道内で再起してきた者同士。「2人にしか示していけないものがあると思う」と共通項は多い。

この日は日本ハムなどNPB3球団が視察。伊藤を高校時代から見てきた日本ハム・白井スカウトは「高校の時は身体能力が高かった。ホームランも打ってるし、一塁へ走る脚力もある。どこまで成長できるか、楽しみにしていた」。大学で成長した部分を「インサイドを突ける投球」と評価。さらに「12人の中に入ってくる」と12球団の1位指名を予想する。注目必至だ。



伊藤君のスカウト評はこちら

伊藤君のピッチング動画は
こちら


draftkaigi at 08:32│ │日本ハム 
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