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巨人、佐藤(近大)1位指名とFA補強問題

2020年10月14日

10/14、日刊ゲンダイ30面より 

佐藤輝明(近畿大・三塁手)
186cm・右投左打・動画

“恋人”が二岡先輩に肩を並べた。巨人、阪神などが2週間後の26日に迫ったドラフトで1位候補に挙げる近大・佐藤輝明内野手(動画)が、同じ近大出身の二岡智宏(現巨人三軍監督)が持つ、通算13本塁打のリーグ記録に並んだ。

12日の立命大戦の三回、138キロを捉え、右翼席に運んだ。4点差を逆転されて敗れたため、「1本は打ったが、仕事はできなかった」と笑顔はなかったものの、この活躍に1位指名を決めている巨人もニンマリだろう。

ただ、球団内にも、いぶかる声がある。8月終わりの編成会議を経て大塚淳弘球団副代表は「外野手のパワーヒッターと先発投手不足」とチームの現状を分析。

その上で「野手と投手の有力選手は野手の方が少ない。(1位指名は)野手の即戦力でいこうという方針。外れたら即戦力投手。先発が6人揃わない。頭数が足りない」と明かしていた。チーム内には「それならなぜ、1位は投手じゃないのか」との声がくすぶる。さるチーム関係者がこう言う。

「今は中軸に坂本、岡本、丸が座り、チーム本塁打、総得点がリーグトップを誇る強力打線。一方で13連勝中のエース菅野がこのオフ、メジャーに流出する可能性があるのだから、普通に考えれば、ドラフト1位は投手のはず。今年は豊作とされる大学、社会人の即戦力投手じゃなくても、154キロ右腕でうちのスカウトの評価が高かった中京大中京・高橋が、慶大のAO入試で不合格になってプロ入りを表明したでしょう。明石商・中森も含めて、高校生の目玉投手だっているわけです。1位指名を公言する以上、これは全権を持つ原監督の意向で、FA戦線に関係しているともっぱらです」

確かにスカウトの間では「いい投手は毎年出てくるが、いい野手はなかなかいないから、いる時に指名しろ」という格言のようなものがある。しかし、この決定にはもちろん理由がある。別の球界関係者がこう指摘するのだ。

「大黒柱で32歳になる坂本は最近は故障がちで、丸も31歳。若い主力野手は24歳の岡本しかいない。だから、FAでこのオフに山田哲人(ヤクルト)、来オフに鈴木誠也(広島)と2年連続で大物野手をターゲットにしているんです。それでも、今季不振にあえぐ山田哲は残留の線が出てきたとの情報があり、誠也はメジャー志向が強く、どうやら苦戦を強いられそうなのです」

優勝へのマジックは12。カウントダウンが始まっている巨人だが、佐藤の1位指名は、かつては独壇場だったFA戦線の自信のなさの表れかもしれない。



佐藤君のスカウト評は
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draftkaigi at 07:00│ │巨人 
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