阪口楽(岐阜第一)、中日「能力は相当なもの」
2020年11月01日

阪口楽(岐阜第一高・投手兼一塁手) 186cm・右投左打・動画 |
来年のドラフト候補に挙がる岐阜第一の阪口楽投手(動画)が31日、秋季高校野球東海大会準決勝に「4番・投手」で先発出場。プロ注目の打撃では3打数無安打、投球では8イニング6失点といずれも奮わず、試合後に目を赤らめながら悔しがった。
「初回の4失点が全て。慎重になりすぎて速球が走らず、変化球が生きなかった。打つ方でも腰が開いてしまう悪い部分を修正できなかった。あと1勝で甲子園(センバツ)と思っていたので本当に悔しいです」
高校通算15本塁打ながら飛ばす能力は、世代屈指の好打者。今夏の岐阜県独自大会では、26日のドラフトで中日から5位指名された加藤翼投手(帝京大可児)の速球をライトスタンドまで軽々と運んでみせ、一気に注目を集める存在となった。
一方、今秋は外野が極端に下がる阪口シフトなど相手チームが警戒を強化。東海大会では厳しいコースに攻められ続け、最後まで安打を放つことができず「厳しいコースに手を出して、甘い球を仕留められなかった。打撃に不安な気持ちを持ったまま東海大会を迎えてしまい、調整不足でした」と肩を落とした。
それでも中日・近藤スカウトは「結果については本人が一番悔しいと思う。ただ、大事なのは秋の結果でなく、来年までにどれだけ成長できるか。能力は相当なものがあるので、あとは確実性が出てくれば」と高い評価は変わらなかった。
(10月31日 東海大会準決勝 県岐阜商 6―0 岐阜第一)


draftkaigi at 07:01│
│中日