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ドラフト選手の家庭の事情、山野太一(東北福祉大)

2020年12月03日

12/3、日刊ゲンダイ30面「ドラフト選手の家庭の事情」より 

2020ヤクルトドラフト2位 山野太一
東北福祉大・投手・動画

「妻の方からアプローチしてきました(笑い)」。そう語るのは山口県の市役所に勤める父・正明さんだ。幼少期から育った小郡町(現在は新設合併され山口市)には俳人・種田山頭火が昭和7年から約6年間暮らした其中庵がある。

中学時代の正明さんは野球部で白球を追った。高校ではビートルズや映画に熱中したが、将来を考えたとき、長男だったことや、「地元に貢献したい」という気持ちから役場に就職。そんな正明さんが山野の母・晴美さんと出会ったのは29歳の頃だった。

晴美さんも山口市で育った。一緒に暮らしていた銀行員の叔母の制服姿に憧れ、小学生の頃の夢は銀行で働くことだったという。

中学時代はバスケ部に所属したが、高校受験の時期に人気テニス漫画「エースをねらえ!」に夢中になり、進学後はテニス部へ。3年時にはダブルスでインターハイに出場。迎えた進路選択の際、体育大学で教師を目指すか、それともかつての夢をかなえるか悩んだ末、晴美さんは銀行員の道を選んだ。

正明さんとのなれ初めについては「主人もまんざらでもなさそうでした」と、こう続けた。「当時、私は27歳で、オバタリアン、お局になりそうだったんです。同僚も後輩も次々と寿退社していって(笑い)」

きっかけは友人の紹介だった。「そんなときに出会って、意気投合しました。いろいろと焦りもあったので、主人の職場に電話をかけて・・・。私はそんなことするタイプじゃなかったんですけどね」(晴美さん)

1年間の交際を経て結婚し、晴美さんはめでたく寿退社。3人の子宝に恵まれ、その真ん中が次男の山野である。少年時代の山野は病に苦しみ、プロ野球の道に進むなど、誰も想像できなかった。

「もともとアトピーを持っていて、小さい頃はかいてしまうので血まみれになることも。小学生では喘息まで患ってしまい……。夏になると夜中に激しい発作が出るんです。泣きながら苦しむ息子を車に乗せて、救急病院に駆け込むこともあった。夏は毎年1週間ほど入院していましたよ」(正明さん)

小学1年から野球を始めた山野は、3年のとき、野球に行きたくないと言い出したことがある。

「夏場はアトピーも悪化しますし、周りからも浮いてしまったのかもしれません。それでも、私は(グラウンドに)行かせました。休んだら悪循環に陥ります。『練習には参加せず、球拾いでもいいから』と説得しました」(正明さん)

中学に上がるとアトピーと喘息も治まり、今ではプロからお呼びが掛かるほど立派な体躯になった。山野がプロで活躍すれば山口市も活気づき、正明さんにとってはこれ以上ない“地元貢献”になる。



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