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ドラフト指名漏れの近久輝、三菱重工Westへ

2021年01月27日

1/27、中日スポーツ7面より 

近久輝(東京農大・投手)
176cm・右投右打・動画

東農大硬式野球部の近久輝投手が、今春から社会人野球の三菱重工West(兵庫)でプレーする。東邦高時代、中日・藤嶋健人投手と同期だった右腕は、高校最後の夏にメンバー外となった悔しさを胸に、大学で最速153キロの豪腕に成長。社会人で結果を残し、藤嶋がいるプロの舞台で戦うことを目指している。

東都3部リーグから社会人球界入りする右腕は、意欲に満ちあふれていた。27日から三菱重工Westの練習に合流する予定の近久。「都市対抗や日本選手権に出て、優勝を目指したい。プロは最終目標だけど、まずはチームに貢献できるように頑張っていきたい」と新たな決意を口にした。

高校時代は中日の中継ぎで活躍する藤嶋と同期。近久も最速147キロの速球派だったが、投打の大黒柱で1年時から背番号1を付けた藤嶋や、東海大から東芝に進む左腕・松山の影に隠れた存在だった。2年秋の明治神宮大会で先発デビューして注目を集めたが、その後は制球難などで伸び悩んだ。

最後の夏はベンチ入りすらできず、大観衆を巻き込んで9回に4点差を大逆転した甲子園2回戦・八戸学院光星戦もスタンド観戦だった。「シンプルに悔しかった。人生ってうまくいかないな、と。でも、その分、大学ではやってやろうと思いました」

進学した東農大は、当時、東都大学リーグの2部。だが、1年春、負ければ2、3部入れ替え戦行きが決まる国士大戦で鮮烈な完封デビューを飾ると、徹底した自己管理に基づいたトレーニングで成長した。

食事付きの寮で生活しながらあえて自炊するなど、食べ物や睡眠にもこだわり、体重は高校時代の68キロから85キロに増量。3年秋には自己最速を153キロまで伸ばし、大学球界でも注目を集める存在になった。

昨秋はドラフト会議の前にプロ志望届を提出。「下位指名なら社会人」と決めていたこともあり、名前が呼ばれることはなかったが、「監督やコーチ、スタッフから『(社会人で)ワンステップ踏んでからでもいいのでは?』と言われていたので」と気持ちを落とすことなかったようだ。

昨年末、自主トレしていた母校のグラウンドで藤嶋と再会した。「上半身も下半身も高校時代の2倍くらいになっていた。聞いたら、これくらいないと押せないと。すごい世界だと思った。自分も球速にはこだわっていきたい」。いつか同じ舞台で戦うために、まずは社会人で全力を尽くすつもりだ。

draftkaigi at 11:10│ │大学 
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