ブレイク必至、横川凱(巨人高卒3年目)
2021年02月07日

2018巨人ドラフト4位 横川凱 大阪桐蔭高・投手 |
第1クールのブルペンで首脳陣の注目を集めたのは、190センチ、95キロの高卒3年目左腕だった。阿部二軍監督の方針もあり、オフにウエートトレーニングに励んだ結果、マッチョ化に成功。球の質が重くなったという。
原監督が「パワフルで投球スタイルが非常に良く映る」と目を細めれば、宮本投手チーフコーチも「他の先発ローテーションを脅かす存在になる。化けそう」と絶賛した。
甲子園春夏連覇を達成した大阪桐蔭では、柿木(日本ハム)、根尾(中日)に次ぐ3番手投手扱いだった。それでも、ドラフト4位で巨人入り。2年目の昨季はプロ初登板を果たした。二軍では今季から一軍に昇格した杉内投手コーチと二人三脚で練習し、才能が開花しつつある。
さるファーム関係者がこう言う。
「直球は140キロちょっとなので、現役時代の杉内同様、球の出どころが分かりづらい投球フォームを研究していた。あとは直球の質の強化。もともとナチュラル気味にカットするので右打者の懐に自然と食い込む。この軌道と190センチという角度を生かした直球を杉内コーチと追求していた」
負けん気も武器になる。
「藤原(ロッテ)を含めた大阪桐蔭の同級生5人がU18日本代表に選ばれたのに、横川は落選。いまだに忸怩たる思いがある。甲子園の決勝で対戦した金足農の吉田輝(日本ハム)の動向を逐一チェックしているし、巨人の同期で6位入団の戸郷が昨年9勝を挙げてエース格になっていることで、高卒3年目にして危機感を口にするほどです」(前出の関係者)
端正な顔立ちから「あれはモテる」と宮本コーチに太鼓判を押される20歳が、開幕ローテ争いに殴り込みをかけてきた。

巨人の2018ドラフト指名選手 | |||
1位 | 高橋 優貴 | 八戸学院大 | 投手 |
2位 | 増田 陸 | 明秀日立高 | 内野手 |
3位 | 直江 大輔 | 松商学園高 | 投手 |
4位 | 横川 凱 | 大阪桐蔭高 | 投手 |
5位 | 松井 義弥 | 折尾愛真高 | 内野手 |
6位 | 戸郷 翔征 | 聖心ウルスラ高 | 投手 |
★プロ入り後の成績★ |
draftkaigi at 07:05│
│巨人