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スカウトの逆襲、高卒3年目の野手

2021年02月15日

2/15、日刊ゲンダイ36面「スカウトの逆襲」より
高校時代からパワーはバツグン。1年目からファームで本塁打を量産したものの、なにしろ確実性に欠ける。二軍での打率が2割そこそこというんじゃ、一軍の戦力になるはずがない。オレが担当した高卒3
年目の野手の話さ。

高卒でも3年目になれば、ある程度、結果が求められる。けれども、本人は、得てして自分の置かれた状況が分かっていない。高卒だから4、5年はみてもらえると勝手に思い込んでいる。だもんで2年目の昨シーズン中、たまたま会う機会があったから選手には言ったんだ。

「おまえさぁ、結果が出てるならともかく、そうじゃないんだったらコーチの意見を聞いてみるとか、信頼できるコーチの言う通りにやってみるとかした方がいい。プロの世界はおまえが考えているほど甘くはないんだぞ!」ってね。

そして迎えた今年のキャンプ。選手のバッティングを見たけど、これまでと変わってない。それでファームの打撃コーチに頼んだんだ。おまえの口から、もう後がない、ボチボチ、結果が必要だと言ってくれって。

選手を蝶よ花よともてはやすのはプロ2年目まで。3年目に入ったら結果が求められるのに、当の本人にはその自覚がないケースが多い。ならば選手の尻を叩くのがオレたち担当スカウトの仕事だし、言っても分からないようなら、首脳陣にガツンとやってもらう以外にない。

彼らがモタモタしているうちに、毎年、新人が入ってくる。特に今年の高校生ルーキーは評判がいい。自主トレ中にコーチから「ちょっと体が小さいんじゃないか? やたら貧弱に見える」と酷評された高校生が、キャンプでユニホームを着たとたん、その評価は百八十度、変わった。

この前なんか、この高校生の評判を聞きつけた監督がわざわざ二軍の練習を見に来たくらいさ。

「キャンプで実際に投げたり、打ったり、守ったりすると、急に注目を集める選手がいる。高校時代に大した実績がない選手でも、下位指名や育成であっても、いいものはいい。おまえもそういうのを探してこないとな。高校生のことを心配してる場合じゃねーぞ」

キャンプ中はゴルフ禁止。仕方なくノックバットでゴルフスイングをしていたのが部長の目にとまったのか、キャンプ地に来ても説教だ。オレもボチボチ、結果を出さないとピンチかもしれない。(プロ野球覆面スカウト)



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