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八木玲於(ホンダ鈴鹿)、地元の中日が高評価

2021年02月20日

2/20、中日スポーツ7面より 
 
八木玲於(ホンダ鈴鹿・投手)
176cm・右投右打・動画

デビューは衝撃的だった。昨年9月の都市対抗野球東海地区2次予選。初戦・ヤマハ戦で1点差に詰め寄られた9回にマウンドに上がったホンダ鈴鹿の新人、八木玲於投手(動画)は、初球にいきなり自己最速を1キロ更新する154キロを計測。次も152キロをマークし、わずか2球で火消し役を果たした。

「自分はメンタルが弱くて・・・。でも、大事な場面で使ってもらい、自信になった」。同予選は3試合に抑え役として登板し、いずれも無失点。本大会出場に大きく貢献した。

東京ドームでも154キロをマークしたものの、痛打された場面もあり、「迷惑をかけてしまったので、今年は全国で勝てる投手になりたい」と反省を生かす考えだ。

球速が示すとおり、最大の持ち味は直球。「マウンドでは人が変わる」という馬力型の強気な投球で打者を押さえ込む。ただ、ドラフト解禁の2年目は一皮むけた姿を披露する。「去年は直球が9割の投球だった。思い切りの良さは自分の良さだけど、制御できていない。今年は変化球も使っていきたい」。

丸井健太郎監督からは「大事な場面で投げてもらう」と伝えられていることから、先発も含めて準備を進めていく。

本格的に投手を始めたのは敦賀高(福井)入学後。中学までは軟式野球部の外野手だった。肩の強さには自信があったため、投手用のグラブを買って入学。「監督から『持っているなら、やってみるか』と言われて」。きっかけはあっさりしたものだったが、1年秋に背番号1を付けると、最速140キロキロ台前半の評判の投手に成長した。

進学した天理大では、ひたすら投げ込みで鍛えた。阪神大学リーグ通算16勝。当時も注目されたが、プロ志望届提出は見送った。「自信がなく、出しても指名されないと思った」というが、今は「練習の成果を出せれば行けると思う」と胸を張って言える。

中日・清水スカウトは「長いイニングに対応できるか、今後見ていかないといけないけど、150キロを簡単に出すし、腕も振れる」と能力を認める。「球速はアマでは上の方だと思うので、もう少し上げて157、8キロを目標にしたい」と八木。自慢の武器でチームを勝利に導き、秋には自身の夢をつかみたい。



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draftkaigi at 07:05│ │中日 
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