2021センバツ、ヤクルト・オリックス注目の隠れた逸材
2021年03月18日

第93回選抜高校野球大会が19日に開幕する。注目選手には市和歌山の最速152キロ右腕・小園健太を筆頭に大阪桐蔭の150キロ左腕・松浦慶斗、154キロ右腕・関戸康介、中京大中京の151キロ右腕・畔柳亨丞の4投手が挙がる。
四天王以外の隠れた逸材をヤクルト・橿渕スカウトグループデスク、オリックス・牧田編成部副部長に聞いた。
2年ぶりの選抜大会には投手に好素材が多い。市和歌山の小園を筆頭に最速150キロ超えの四天王に注目が集まる中、ヤクルト・橿渕デスクが注視する隠れた逸材が北海・木村大成(動画)、明徳義塾・代木大和(動画)の両左腕だ。
「左腕はどうしても必要になってくる。サイズではなく(選抜大会は)サウスポー特有の投球ができるかを見たい」。木村は最速145キロの直球とスライダーを武器に、秋の公式戦で防御率0.34。184センチの代木は身体能力が高く、伸びしろに期待できる。
天理の193センチ右腕・達孝太投手(動画)にも注目する。最速146キロを誇り、秋の公式戦は7試合に先発して6完投。将来性豊かで「1年夏から甲子園を経験している。成長が楽しみ」とヤクルト・橿渕デスク。オリックス・牧田編成部副部長は「肘から先の柔らかさに、器用さを感じる」と高く評価した。
野手では県岐阜商・高木翔斗捕手(動画)、智弁学園・前川右京外野手(動画)の名前が挙がった。「強肩強打の高木は捕手としてはもちろん、内野もできる素材」とヤクルト・橿渕デスク。
オリックス・牧田副部長は2人に加えて大阪桐蔭・池田陵真外野手(動画)の名前を挙げ「スイングの強さを甲子園の舞台で見せられるかでしょう」と大舞台での活躍を期待した。スカウト陣にとっても2年ぶりの春となる。大舞台での動き、一冬越えた成長度合い。ネット裏から目を光らせる日々が始まる。

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