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梅野隆太郎(阪神)FA権取得、12球団争奪戦必至に

2021年05月15日

5/15、日刊ゲンダイ38面より

2013阪神ドラフト4位 梅野隆太郎
福岡大・捕手

「今のプロ野球は全体的に捕手難。梅野クラスならどこの球団も欲しいはず。手を挙げれば、獲得に乗り出す球団は複数ある」。あるパ球団の編成担当がこう言う。13日、国内FA権を取得した阪神の梅野隆太郎(2013ドラフト4位)のことだ。

今季36試合に出場し、打率.256、14打点も、得点圏打率は12球団トップの.520と勝負強さを発揮。昨季まで3年連続でゴールデン・グラブ賞を受賞する守備の評価も高い。冒頭の編成担当がこう続ける。

「今季序盤に左ヒザを痛めたとはいえ、プロ入りから大きなケガなく、タフなポジションをこなし続けている。守備は捕球やブロッキングの技術が高く、肩も強い。打撃も小力があって、逆方向へ打つ技術もある。セではトップクラスの捕手といっていい。東京五輪が開催されれば、代表入りする可能性もあり、さらに箔が付くでしょう」

梅野のFA権取得を受け、ネット上では早速、引き留めを求めるファンの声であふれ返っている。阪神にとってオフの重要課題と言っていいだけに、是が非でも流出は避けたいところだろう。

とはいえ、梅野は昨オフの契約更改で増額は1000万円にとどまり、1.1億円の単年契約を結んだ。阪神周辺では「FA宣言は必至だ」との声も出た。阪神OBが言う。

「普通は翌年のFA権取得を視野に入れ、複数年契約を提示して誠意を見せるもの。しかし阪神は、梅野に単年契約しか提示しなかったと聞く。これが残留交渉のハードルを高くしかねません」

来月で30歳を迎える梅野はまだ若く、争奪戦に発展すれば「契約期間は3~4年、年俸2億円以上の攻防になるだろう」とは、前出の編成担当だ。

「フロントがしっかりと誠意を見せなかったことで、梅野に対して札束を積んで引き留めるしかないという事態が予想される」(前出のOB)。それでいい契約が取れるなら、梅野にとっては願ったりかなったりかもしれないが・・・。



下は2013ドラフトで阪神が指名した選手です。梅野隆太郎は4位指名入団。プロでの成績はこちら

阪神の2013ドラフト指名選手
1位岩貞 祐太横浜商大投手
2位横田 慎太郎鹿児島実高外野手
3位陽川 尚将東京農大内野手
4位梅野 隆太郎福岡大捕手
5位山本 翔也王子投手
6位岩崎 優国士舘大投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 06:50│ │FA 
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