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沢山優介(掛川西)、オリックス「制球良くなった」

2021年05月25日

5/25、スポーツ報知websiteより (source)

沢山優介(掛川西高・投手)
185cm・左投左打・動画

決勝が行われ、掛川西(静岡2位)が享栄(愛知2位)を5―1で下して09年以来、12年ぶり2度目の優勝を飾った。県勢の春東海制覇は16年の常葉橘以来5年ぶり24度目。

5回途中からリリーフしたエース・沢山優介(動画)が最終回まで0で抑えた。144キロ左腕は今大会3戦14回1/3を無失点。打線も1番・狩俣藍生内野手が3安打を放つなど、8安打で投手陣を援護。今夏目指す、09年センバツ以来の甲子園出場へ大きな弾みを付けた。

眉一つ動かさなかった。4点リードの9回、掛川西・沢山は2つの死球などで2死満塁とされた。3ボール1ストライクからの5球目、全力で投じた直球で相手3番打者を右飛に仕留め、ポーカーフェースの左腕は主役を演じきった。

「結果的に抑えたことは自信になった」。今大会準決勝まで2戦20得点の享栄打線の前に仁王立ちし、東海4県のトップに立った。

名前のコールは3点リードの5回。3番手の山本柊太が連続四球で招いた2死一、二塁で呼ばれた。「後輩のケツを拭く」。初球のチェンジアップで3番を二ゴロ。あっさり火消しに成功した。この日の最速は142キロ。6回から毎回安打を許したが、ピンチではギアを上げ5三振を奪った。

大石卓哉監督は同じく最速144キロを誇る右腕・榊原遼太郎も準備させていたが「最後はエースに踏ん張ってもらおうと思った」と最後まで背番号1にマウンドを託した。

“大人”になった。昨秋は県初戦の2回戦・藤枝明誠戦で4―5。初回のピンチで力勝負を挑み、4番・川瀬に3ランを被弾した。「速いだけじゃ負ける。考えが甘かった。割り切って変えました」。

冬場に磨きをかけたのはチェンジアップとスライダー。ブルペンではなく、あえて30メートル離れたキャッチボールで全力で腕を振り、変化球を磨いた。「18・44(マウンドからホームベースまでの距離)じゃなくて、それを突き抜けるイメージ」の特訓が効いた。

変化球の精度が上がりカウントを作れるようになったことで、投球の幅が一気に広がった。オリックス・下山スカウトは「制球が非常に良くなった。(打者が)ボールを絞りづらくなっている」と評価。今大会は3戦すべてリリーフで14回1/3を10安打無失点、15奪三振と“掛西の大魔神”として役目を全うした。

(5月24日 東海大会決勝 掛川西 5―1 享栄)



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draftkaigi at 09:50│ │オリックス 
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