黒原拓未(関学大)に12球団、阪神・ヤクルト高評価
2021年06月09日
6/9、サンケイスポーツ5面より
全国の舞台でも動じない。神宮デビューを飾った関学大・黒原(動画)が、松山大打線を寄せつけず、7回5安打1失点。チームを1964年以来、57年ぶりの1勝に導いた。
「せっかくいい球場でできるので、自分らしく伸び伸びやろうと思って試合に臨んだ。絶好調ではなかったけど、野手のみんなが先制点を取って投げやすくしてくれた。うまく修正できた」
一回から力強い直球を投げ込んだ。この日の最速は150キロ。相手打線が振り遅れる姿を見て序盤は力で押し、三回まで無安打投球だった。
173センチと背は決して高くないが、最速151キロの直球とカーブ、スライダー、チェンジアップなど、鋭い変化球も魅力だ。四回に4安打で1点を失ったが、五、六回は変化球を増やして、投球術で圧倒した。計8奪三振をマークし、4点リードの八回から、バトンを救援陣に託した。
智弁和歌山高3年夏の甲子園では2回戦で大阪桐蔭に1-2で惜敗。関学大では1年春にデビューし、昨秋のリーグ戦で近大・佐藤輝(阪神)に本塁打を浴びるなど、悔しい経験も積み重ねてきた。集大成の1年。今春は関西学生リーグ3冠に輝いた。
ネット裏にはドラフト上位候補を視察するために12球団のスカウト陣が集結した。阪神は和田TAら8人態勢で、畑山統括スカウトが「途中から彼らしい投球が見られたので良かった。球速も十分。左であれぐらいの球速が出れば」と高評価。
ヤクルト・小川GMも「試合を作れる左投手。序盤、抜ける球が多かったが修正ができ、後半は変化球主体で抑えた。現時点では上位候補かな」と修正能力に目を細めた。
(6月8日 全日本大学選手権1回戦 関学大 6―1 松山大)
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黒原拓未(関西学院大・投手) 173cm・左投左打・動画 |
全国の舞台でも動じない。神宮デビューを飾った関学大・黒原(動画)が、松山大打線を寄せつけず、7回5安打1失点。チームを1964年以来、57年ぶりの1勝に導いた。
「せっかくいい球場でできるので、自分らしく伸び伸びやろうと思って試合に臨んだ。絶好調ではなかったけど、野手のみんなが先制点を取って投げやすくしてくれた。うまく修正できた」
一回から力強い直球を投げ込んだ。この日の最速は150キロ。相手打線が振り遅れる姿を見て序盤は力で押し、三回まで無安打投球だった。
173センチと背は決して高くないが、最速151キロの直球とカーブ、スライダー、チェンジアップなど、鋭い変化球も魅力だ。四回に4安打で1点を失ったが、五、六回は変化球を増やして、投球術で圧倒した。計8奪三振をマークし、4点リードの八回から、バトンを救援陣に託した。
智弁和歌山高3年夏の甲子園では2回戦で大阪桐蔭に1-2で惜敗。関学大では1年春にデビューし、昨秋のリーグ戦で近大・佐藤輝(阪神)に本塁打を浴びるなど、悔しい経験も積み重ねてきた。集大成の1年。今春は関西学生リーグ3冠に輝いた。
ネット裏にはドラフト上位候補を視察するために12球団のスカウト陣が集結した。阪神は和田TAら8人態勢で、畑山統括スカウトが「途中から彼らしい投球が見られたので良かった。球速も十分。左であれぐらいの球速が出れば」と高評価。
ヤクルト・小川GMも「試合を作れる左投手。序盤、抜ける球が多かったが修正ができ、後半は変化球主体で抑えた。現時点では上位候補かな」と修正能力に目を細めた。
(6月8日 全日本大学選手権1回戦 関学大 6―1 松山大)
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