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門別啓人(東海大札幌)、日本ハムなど3球団視察

2021年09月15日

日刊スポーツwebsiteより (source)

門別啓人(東海大札幌高・投手)
182cm・左投左打・動画

 14年以来7年ぶりの秋全道制覇を狙う東海大札幌が札幌北を10-0で下し、代表決定戦に進出した。プロ注目の最速146キロ左腕、2年生の門別啓人(動画)が今秋初登板。5回から3番手で登場し、打者3人をすべて三振に切って取り、5回コールド勝ちにつなげた。

門別が13球で能力の高さを示した。9点リードの5回から登板すると最初の打者を3球三振。続く2人も、ほぼ直球で押し切り、3者連続空振り三振に切って取った。変化球はわずか3球。「今日はストレートで打たせて取ろうと考えた。それが結果的に三振につながって良かった」。

今秋初登板で、この日の最速は141キロ。自己最速には及ばなかったが、日本ハムなどNPB3球団のスカウトが視察する中、しっかり力を出した。

フォーム改造にも手応えを得た。夏場の練習で、走塁中に左足首を負傷した。エンゼルス大谷が16年に負ったのと同じ三角骨障害。投球にともなう痛みを緩和するため、左足を引きずるように投げていたが「負担を軽くできるように」と、右足を付いた後、左足をひきずらずに地面から浮くよう微調整。

「最初は投げにくかったが、いい感じになってきた」。大脇英徳監督も「気持ち良く投げていたね」と感想を口にした。

初めて背番号1を背負った昨秋は地区敗退。今春と夏は、ともに道大会8強で終わった。夏の南大会準々決勝は、優勝した北海相手に5回2/3で111球を投げ、15安打8失点と打ち込まれた。「体力が足りず、最後までコントロール良く投げることができなかった」。

その後、夏場に負傷も「走れなくてもやれることがある」と、左足首に負担がかからないようスクワットに励み、下半身を強化。「腕を軽く振っても球威が出るようになった」と進化を感じ取っている。

「僕らは夏、悔しい思いをした。もう同じことは繰り返したくない。この秋にかける思いは、どこにも負けないという自負がある」。屈辱の夏を経てパワーアップした豪腕が、15年春以来の聖地を引き寄せる。

(9月14日 秋季北海道大会 東海大札幌 10-0 札幌北)



門別君のピッチング動画はこちら

draftkaigi at 07:01│ │日本ハム 
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